学力テスト受けにきたら体力テストだった、って感じです。

もっと知的な映画だと思ったらふつうのアクション映画でしたね。

それはそれでいいんですけど、こちらとしては頭使う準備してるのに銃でドンパチするものだから、肩透かし食らったような感じがしちゃいましたね。

これは僕がタイトルやあらすじを読んで勘違いしたのが悪いんですけど、せっかく天才的な交渉人が2人も出るんだから、もっと会話劇とか騙し合いとかを観たかったです。

「なんでこの会話、このタイミングでするんだろう」ってヤツが後で事件解決の鍵になる、ってのが結構好きで。

この映画でもあったんですけど、イマイチでしたね。

期待したものが観れなかったのはちょっとマイナスです。


映画の中で漂う緊張感はすごかったですね。

2時間20分って僕にとっては長くて、途中で集中切れちゃうだろうなって思ってましたけど、意外とついていってましたね。

ちょっと隙を見せたらやられちゃうんじゃないかって空気が画面越しに伝わってくるんですよ。

その空気作りは上手かったですね。

それに俳優陣の目力とでもいうんでしょうか。

それも緊張感を倍増させてましたね。

銃撃戦とか爆破がすごいって感じはないんですけど、この緊張感を味わえたのは収穫でしたね。


よく言われるどんでん返しですけど、昔の映画だからあまり期待してませんでした。

ネタバレするのもあまりよくないですけど、怪しいヤツが実は…ってパターンと、黒幕が「こんな人いた?」ってパターンでした。

真犯人に関しては僕が名前と顔を覚えられないのもあるんですが。

ただ、この映画で誰が黒幕でも驚けない気がするんですよね。

どんでん返しに驚かない身体になってしまったというか。

いろんなパターンを観てしまって免疫ができちゃった感じです。

しばらくどんでん返しとは離れた方がいいのかもしれませんね、僕は。