木曜組曲 | 楽々主義

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徒然なる日々

参りましたっていう話☆

恩田睦さんの『木曜組曲』
を読みました!!

耽美派小説の巨匠、重松時子の死から四年。
縁の深い四人の女たちは、今年もまた「うぐいす館」に集い、彼女を偲ぶ会を催す。
薬物による服毒自殺、あまりにも唐突に訪れた死。
遺書に、彼女らしからぬ不可解さを残しながら。。。
半ば同窓会と化した恒例行事は、とあるメッセージをきっかけに、思いも寄らぬ方向へ。。。
突然の告白、互いへの疑惑、裏切りに告発。
語られることのなかった四年前の真相とは。
果たして時子は、自殺か他殺か。

事件とは、必ずしも
明確な目的や計画の元に、
成り立つとは限らない。

或いは、意図せずとも、
思いもよらぬ結果を
もたらす事もあり得る。

誰もが心に、内に、
秘めたる部分があり、
決して表には出ない。

奇しくも、
登場人物全員が、
本や小説に関わりのある職に就いているトコが、実ににくい演出だ!!

それぞれの立場、視点から、
多面的に明かされる真実。

どれかが本物なのか、
全部偽物なのか。。。

そして、
たどり着いたのは、
もの悲しげな、
それでいて、
とても重たい結果だった。

一人の女性を、
時に憎み、尊敬し、崇拝し、敵対した女たちは、
そこで何を見つけるのか。
或いは、何をなくすのか。

終わりのない螺旋階段。
離れてみたつもりが近づき、
忘れたはずが記憶に留まる。

上品さを感じさせる、
シュールな作品ですね♪

死して尚、影響力を持つ人。
そういう人が、
本当の意味での天才やカリスマなんでしょうな~☆☆(^o^)