新感覚だったっていう話☆
森博嗣さんの『すべてがFになる』
を読みました。
孤島のハイテク研究所で、幼少期からかんぜんに隔離された生活を送る、天才工学博士の真賀田四季。
ある日、彼女の部屋から、ウエディングドレスを纏った両手足を切断された死体が現れた。。。
偶然にも島を訪れていて、現場にも居合わせていた犀川と西之園は、この不可思議な殺人事件の解決に挑む。
絶海の孤島を舞台に、ハイテクの粋を集めた難攻不落の密室の真相とは。。。
斬新さを持ち、かつ、しっかりとした論理的アプローチをかかさないのが、まさに秀逸と呼ぶに相応しい。
いわゆる“嵐の山荘”の脱出不可能な設定。
加えて“現代技術の粋”が集まる、堅固な現場。
そして“密室”という出入り不可の完璧な犯罪。
これほどの関門を設けているのは、ミステリー小説でも、そうそうナイ。
内部犯であることは確実なのに、
動機の面からも、また、アリバイの面からも、
一向に謎の解明への糸口が見当たらない。。。
そもそも、密室の謎すら、嵐の山荘
とハイテクによって、
頑丈過ぎるほどにプロテクトされているのだ。
出揃った証拠では、或いは、事件の外観や見かけの話だけを見ていては、本質は分からない。
最大のヒントは、やはり“すべてがFになる”なのです!!
事件後のくだりは、また読み手を踊らせてくれますよ(>。<)
頭が良い、それは素晴らしいことなのだろうけれど、
何もかもを理性だけで考え、論理で説明出来れば、それに越したことはないのだろうけれど、
善と悪が、それらに支配されてしまうことは、ある意味で、とても恐ろしいのかなと思った!!