酔っ払って帰宅したら「がん」だった
「時を止めて」と望んだとて、一度も止まった事のない「時」が止まったあの日。あれは友人たちとご機嫌に食べて飲んで浮かれた金曜日の夜のこと。ホロ酔いで電車に乗って無事帰還ポストを開けると、2週間前に受診した健康診断結果が届いていた。気分上々のまま、白い封筒の上部をハサミで切り「健康診断成績書」を取り出し眺める。身長ってが伸びたり縮んだりするよねー。なんでかなー、などと思いながら。機能別判定は概ね「A」。いつものこと。「ハイハイ、いつも通り良好よねー」「・・ん?・・ん?D?ナニコレ?赤文字?」そういえば「総合評価」の欄の文字数がなにやら多いわね。ほろ酔いのまま小さな文字群を目で追ってみた。「子宮頸部細胞診」腺がんが認められます。・・・・・へ?「子宮頸部検査」の欄を見る。「ベゼスタ」Adenocarcinoma(腺癌)・・・・・はぇ?英語は得意だが↑この単語は知らん。知らんけれども、カッコ内の「癌」というパワーワードに「時間」が止まる。かつて「時を止めて」と望んだとて、一度も止まった事のない「時」が、止まったあの夜