~予告~
写真部共同企画


写真展「トキメキの味」
悪戯に飽きたなら、ここでときめいてみる?


日程     10月31日 夜

主催  いっけーりんご





カメラ女子代表いっけーと、PENちゃん一目惚れ中りんごによる共同企画になります。

ゆるくお楽しみに。










人には悩みが必ずあって


人には欠点が必ずあって


人には言えないことがたぶんある。


人ではない青林檎にはそんなものなかった。


かに見えた。


























林檎にコンプレックスはない。


人より秀でた部分がないから、劣った部分が気にならない。


何をしても並々であって、幅があっても並の上下周辺。


程々に負けず嫌いで


浅薄なプライドで


微々たる夢と希望を持っている。


なんとまあ代替性ある一般人。

























林檎にコンプレックスはない。


そう思っていた。


それがコンプレックス。


劣等感。

























努力家が好きなのは、自分が努力できないから。


強気で前向きでいるのは、酷い結果を誤魔化したいから。


すぐに人に触発されるのは、劣等感が一つ増えるから。
























認めろっていうのかよ。


お前はダメだと。


そんなものだと。
























なんてね、本当は知っている。


いつも認めたふりで、やってる真似事で、気持ちを騙して、


負けて終わることを。


褒めて欲しくて、知って欲しくて、結果が欲しくて、


負けて消えることも。






















「前向きに生きてるんだろ?」


いい加減プラシーボ効果なんて消えそうだ。


「なら努力すれば?」


自分の奥から聞こえる声に耳を塞ぐ。


「いい気になるな」


無駄口屁理屈で這いずり回る。


「だったら死ね」


はい。

























認めてやるよ。


しょうもない現実も勝ち目のない結果も。


惨めな感情は胸の奥で死んでおくれ。


そんなわけで然様なら。


劣等感様。







時の流れに合わせて林檎に変化が顕れる。


いつまでも青林檎だった林檎が赤く染まるように。


感情が抜け落ちたこころに、何かがはまるように。



















イロヅキコミュニケーション























まだ出会ったころの様子を覚えているほどに、


二人は出会って間もなかった。


だけど積み重ねる時間は僅かでも確かなもので、


二人はいつの間にか隣にいた。









いつも通りの日々に退屈して、気まぐれに優しさみたいなものを見せる先輩。


新しい日常に奔走しながらも、先輩にとって都合の良い位置でい続ける後輩。


二人は何も知らない。


自分のことも、相手のことも。


都合の良さにつけこみ、後輩を連れ回す彼。


先輩のためならと、ひたすら付き添う彼女。


二人は気付きだす。


微妙な距離感や、曖昧な心地よさ。


恋とは呼べない安心感。

















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彼は弱い。


泣くほど脆く、


触れぬほど危うく、


甘えるほどに弱い。


彼女は臆病。


知られることにも、


寄り添うことにも、


自分自身にも臆病。


不安定な二人がバランスを取るかのように、


揃って失っていた気持ちを埋め合うように、


お互いのタイミングを悟っていたように、


寄り添い、慰め、触れ合い、旅立ち、求め合い、恋をした。


それを恋とも気付かずに。


まるで陽射と青空のように。















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林檎が色づくように、愛情を深めるように。


今も二人は寄り添って。


飽きるほどの時間も惜しむように過ごし、


無言で過ごすような安心感すらも求めて、


今もシアワセは尽きなくて。













また明日もきっとシアワセな気持ちになれるよと


祈りを込めて今日も眠る。


「おやすみ」
























イロヅキコミュニケーション