園子さん幸せだより | NPOファミーユシェルターブログ

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名古屋市のNPO法人ファミーユの
老犬&猫シェルターのブログです。

みなさまこんばんは。シェルターボラの、とろです。

 

 

園子さん

 

 

いつからシェルターにいたんだろうと調べたら、2022年7月中旬からでした。

 

約2年間

 

粗相問題を起こしたり、

ご飯がっついて吐いたり、

近くのゴミ箱に手を伸ばして落としたり、

 

色々している割には、ひっそりと暮らしておりました。

 

 

 

なんでだろう?

ちょっと影が薄いのは性格からでしょうか?

 

そんな彼女なので、譲渡会も常連さんで、何度も行っているのに声がかかることはありませんでした。

存在を消しているからなのかなぁ。

 

居てもあまり気づかれない、そんな印象があります。

 

長くいたので、ボラさん達からは人気がありました。

ケージを開けると、出てきてコロンとするので、エプロンで抱えた状態で掃除したりしていました。

人懐っこくて性格のいい子なのにな、と思っていました。

 

なかなか良さを分かってもらえない、そんな子です。

 

 

 

でもね、でもやっぱり

 

時期があったんですよ。

 

園子さんの卒業するタイミングが。

家族が迎えに来るタイミングが。

 

 

待った甲斐がありました。

 

 

 

譲渡会にいらしたご家族様。

 

代々、黒猫さんを飼っていたそうです。

先代を虹の橋へを送った後、「今度はキジトラ」と思われたそうなんですが・・・

 

園子さんに目が行ったそうです。

 

お届けの時

「こんな可愛い子がなぜ残っていたんですかね」と奥様

「そうですねぇ・・・目とか・・・」

「そんなの気にならないのに」

 

そう言ってもらえる人に巡り合うために、園子さんは今までシェルターにいたのかもしれないなと思いました。

 

 

 

とは言え、トライアル中はちょっと大変だったようです。

なんせ、物心ついてからずっとシェルターにいたので、新しい環境に慣れるまで時間がかかりました。

きっと私の事なんて

「私を置き去りにするなんて、裏切り者ぉ!!」

くらいに思ったと思います。

それでも、ご家族のみなさんで、園子さんのいいように、落ち着くまでゆっくりと見て下さいました。

 

少しずつ、園子さんは警戒を解き、行動範囲を広げ

 

 

 

お膝に乗ったり、オモチャで遊んだり、ゴロンと寝そべったりするようになりました。

 

 

一度警戒を解けば、後は仲良くできます。

黒猫さんは賢いので、ちゃんと様子を見て安心したのでしょうね。

 

ご家族様の温かい愛情を受け、園子さんは幸せを手に入れました。

 

名前もそのまま『園子』です。

 

ずっとずっと、幸せに暮らしてね。

 

 

里親様ありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。