今回は去勢手術についてお話させてもらいますね。
(避妊手術はコチラ )
オス猫は自身が妊娠することはありませんが、それでも去勢手術をおすすめしたい理由があります
【理由①】 マーキングの予防・改善
オス猫の多くは縄張り意識が強く、マーキング行動(尿スプレー)をします。
家の中であちこちやられたら大変です
性成熟する前に去勢手術を行うことで、マーキングを予防できます。
成猫でマーキングが習慣化してしまった場合は、術後も改善しないケースがありますので、お早めの受診をおすすめします。
【理由②】 家出防止
いつもは家で大人しくしてる子も、発情シーズンにはメス猫を求めて脱走することがあります。
これも去勢手術によって性衝動がなくなれば、予防することができます。
そして愛猫を欲求不満のストレスから解放してあげられるというメリットも大きいです。
【理由③】 病気予防
オス猫も人間同様に、男性ならではの病気(精巣腫瘍、前立腺肥大など)があります。
去勢手術はこれらの病気予防にもつながります。
以上のメリットに対し、1つだけデメリットもあります。
それは避妊手術と同じく、術後は太りやすいこと。
今まで通りの食餌量では肥満まっしぐらになってしまいますので、量を減らしたり、キャットフードを去勢手術した子向けのもの に切り替えたり、工夫してあげてくださいね
尚、去勢手術の時期は生後5~8ヶ月頃が望ましいとされています。
現在子猫を飼われている方は、2回目のワクチン接種を受けられた際、獣医さんに手術時期を相談されると良いですよ