ファミーユでは子猫の里親になっていただく際、避妊・去勢手術のお願いをさせてもらっています。
この避妊・去勢手術、今までペットを飼われたことのない方には、聞きなれない言葉かもしれませんね。
避妊手術=メス猫
去勢手術=オス猫
どちらも望まない妊娠を避ける為の手術のことです。
最近では、ペットに避妊・去勢手術を受けさせることが一般的となっています。
今回は避妊手術をおすすめする3つの理由について、お話させてもらいますね
【理由①】 子猫を増やさない
一度の出産で、平均3~5匹の赤ちゃん猫が生まれます。
そして子猫の貰い手を探そうと思っても、簡単には見つかりません
【理由②】 愛猫のストレス軽減
発情期にはお相手を求めて外へ出たがり、アォ~~ンアォ~~ンと独特の声で鳴き続けます。
発情という本能が満たされないまま抑え込まれているので、猫さんにとってかなりのストレスです
この苦しいストレスから解放してあげられるのも、避妊手術のメリットです。
【理由③】 病気予防
猫さんにも人間と同じように、婦人科系の病気があります。
子宮内膜症、子宮蓄膿症、乳腺腫瘍(乳がん)など。
避妊手術では子宮や卵巣を切除するので、これらの病気を予防することができます。
高齢猫になってからこれらの病気を発症すると、手術の負担が大きかったり、場合によっては麻酔がかけられず手術不可能なこともあります。
ガンや腎不全は予防できませんが、婦人科系の病気なら避妊手術で予防が可能です
尚、手術を受けるベストな時期は生後5~8ヶ月頃で、完全に性成熟する前が望ましいと言われています。
病気予防の面から見ても、
初めての発情(生後6ヶ月頃)までに避妊手術を受けた場合、乳腺腫瘍が90%以上予防できる。
生後6ヶ月~1歳までに受けた場合は、80%以上の効果。
1歳以降は予防効果が大幅に減少する。
というデータがありますので、お早めの施術をおすすめします
ちなみに避妊手術には、1点だけデメリットがあります。
それは太りやすくなること。
でもこれは食餌管理をきちんと行えば大丈夫です
「術後はどんな食餌が良いの?」「どのくらい与えればいい?」など、詳しくは獣医さんにご相談くださいね。