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インフルエンザは、インフルエンザウイルス
というウイルスの一種が原因の病気ですね。
２０年くらい前までは、インフルエンザも風邪の一種
という事で、ただ安静にしているくらいしか
治療法はありませんでした。
今は抗ウイルス薬というタイプの薬が出来たので、
根本的な治療ができるようになったんですよ。
具体的には、タミフル、リレンザという薬が有名で、
今はそれ以外にも、３つくらい治療薬があります。
ノロウイルスは、感染者の糞便や嘔吐物、それに手などを介して
感染が広がるので、流行する事があります。
インフルエンザの場合は、くしゃみや咳、つばの中に
ウイルスがいて、それを直接吸い込むと感染します。
直接、近くの人のくしゃみを吸いこんじゃって
インフルエンザに感染する事もあるんですけど。
インフルエンザウイルスって、空気とかドアノブ、
つり革とかにくっついたり漂ったりして、
何時間も生きている事が出来るんですよ。
だから、直接近くにインフルエンザになった人が
いなくても人が多い所に行くと、間接的に
ウイルスを吸いこんだり、自分の手にくっついたのを
知らずに感染してしまったりする事もあるんです。
だから、手洗い、うがいとか、マスクが
インフルエンザの予防では重要なんですよ。
●インフルエンザの症状
インフルエンザの症状で有名なのは、高熱と関節痛です。
それに、筋肉痛や悪寒など全身の症状が出る場合もあります。
普通の風邪は、咳や痰、鼻水、のどの痛みが中心で、
全身症状はあまりみられません。
熱も、微熱程度で高熱が出る事はめったにないです。
また、重症化する事は少なく、普通は一週間位で治ります。
インフルエンザでも、咳とかノドの痛みは出る事も
あるんですけど、３８度以上の高熱があって、悪寒、
関節痛や筋肉痛などの症状が出る場合は
インフルエンザの可能性が高いです。
それと、インフルエンザの場合は、
急に高熱とか関節痛、悪寒がする、というように
かなり急激に発症する場合が多いです。
しかも怖いのは、高齢者だと重症化する事がある、
っていうのはどの病気も一緒なんですけど。
子供や若い人でも、すごい重症になってしまって、
最悪の場合は亡くなる事もあるんですよ。
インフルエンザにかかって、肺炎や脳症になると、
重症化する場合があるので、
特に高齢者や若い人の場合は注意が必要です。
【今日のまとめ】
●インフルエンザとは
○インフルエンザウイルスに感染して、高熱や
関節痛などの症状が出る病気。
○咳やくしゃみ、つばを介して感染するが、
ドアノブや手を介して感染する場合もある。
○予防には、手洗い、うがい、マスクが有効。
●インフルエンザの症状
○高熱、関節痛、筋肉痛、悪寒、頭痛など
○咳、痰、鼻水、のどの痛みなどが出る場合もある。
○急激に熱や関節痛が出る事が多い。
○高齢者や子供では、重症化する場合もある。
この情報は循環器内科医師Ｄｒ．Iさんの
「やぶ医者のひとりごと」から提供させて頂いております。
ありがとうございました。
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