競技クイズって何なの?【スタッフこすけ】 | CS放送局 ファミリー劇場 オフィシャルブログ「ふぁみぶろ」

 

分からん。

 

 

 

未だに僕は分かってない。

 

 

そのくらい競技クイズとは実態と概念が捉えづらい存在なのだ。

 

 

 

 

ファミリー劇場では【競技クイズ】と呼ばれる世界で

現在最強のプレイヤーは誰なのか?を決める大会をやっている。

 

4/21(土)予選会エントリー受付中

http://www.fami-geki.com/knockout/

 

 

 

 

 

 

この企画が始動したのは今から2-3年前。

 

当時、ファミリー劇場では開局20周年に合わせた

「20時間の生放送番組」をやっていた。

 

 

 

 

今思い出すだけでも死にたくなるくらい大変な企画だった。

 

20時間って事は前後の準備や撤収を入れると

40時間くらいは起きていた計算になる。

 

よく起きてられたなと思う。

 

 

 

 

その生放送番組の中で、ファミリー劇場で今後放送する新たな企画のパイロット版を

スタジオで生で紹介(披露)するというコーナーがあった。

 

 

本番まであまり時間がない中で考えねばならなかった僕は

クイズで何か出来ないかな?と考えていた。

 

何故クイズかと言うと、それまでにファミリー劇場では

ウルトラクイズを放送した実績があり、クイズ好きなお客さんが

視聴者の中に存在するという事が分かっていたからだ。

 

 

 

今この時代に考えられる新しいクイズ番組って何だろうか?

 

1人で考えても絶対に答えが出ない事は明白だったので

ウルトラクイズを放送した際に宣伝面でお世話になった

クイズ専門誌「QUIZ JAPAN」の編集長である大門さんに相談する事に。

 

 

で、早速大門さんを訪ね事情を説明すると

大門さんは開口一番こう言い放たれた。

 

 

 

「今のクイズ界で熱いのは”競技クイズ”です」

 

 

 

 

「ちはやふる」のヒットで競技かるたは知ってたけど

競技クイズは初耳だし、まず単語の響きが面白いと思い興味深々になった。

 

その時に大門さんから聞いた競技クイズの概念で覚えているのは

とにかく驚異的な難問と早押しのスピードであるという事。

 

 

あとは歴史的な背景も教えてもらった。

 

90年代前半に視聴率等の影響もあり

「ウルトラクイズ」「史上最強のクイズ王決定戦」など、

視聴者参加型クイズ番組というジャンルが地上波から姿を消す。

 

以降、長い間、タレント出演のバラエティを中心としたクイズ番組しか

残らなくなってしまった。

 

幼い頃に「ウルトラクイズ」をテレビで見て、自分もいつか出たいと

思っていた世代が大人にった時、テレビの世界に自分達が出れる番組は

もうすでにない。

 

これらの世代を大門さん曰く

「ウルトラクイズ・ロストジェネレーション世代」と呼ぶらしい。

 

 

※ここら辺の詳しい歴史を紹介している番組を作ったんで是非。

「テレビ維新スペシャル クイズ番組未来戦略会議」

http://www.fami-geki.com/famigekineo/

 

 

 

そんな、ウルトラクイズ・ロスジェネ世代が取った行動は

「自分達で大会を作りそこでクイズをする」という事だった。

 

だってテレビにクイズ番組ないからね。

 

 

 

今では年間100を超えるクイズ大会が全国各地で開催されている。

http://www1.plala.or.jp/an/sq/sq/sq16.htm

 

そんな世界で、プレイヤー達は鍛えられ

問題はどんどん難しくなり、早押しの速度もどんどん上がっていく。

 

その、レベルの高すぎるクイズの事を

「競技クイズ」と呼ぶという理解を当時の僕はした。

 

まぁ、今でもそんな理解ですが・・・・。

 

 

 

 

面白いと思ったので早速、生放送のパイロット企画として

大門さんに当日のプレイヤー選出と問題作成をお願いした。

 

 

ちなみにその時のメンバーは今考えると超豪華。

 

これだ。

 

 

左側の2人は水上颯さんと伊沢拓司さん。

現在、毎週日曜日にTBSで放送されているクイズ番組「東大王」の常連だ。

 

さらに右から2番目にいるのが徳久倫康さん。

テレビ出演の経験はないが前述の競技クイズ界において

ここ数年で最多優勝を誇る「競技クイズ界最強の男」の異名を持つ男。

その後、ノックアウト本戦に出場している超実力者。

 

※真ん中はクイズ王の古川さん(この日はMC)、一番右は大門さん。

 

 

 

この3人で10問程度のクイズをスタジオで生で行った。

 

もはや詳しい事は覚えていないのだが、印象に残っているのは

答えを聞いても全く意味不明な問題をバンバン押して答えていく強烈な姿。

自分の理解や常識の範疇を完全に超えた出来事が目の前で起こっており

寝不足のせいもあってか、何故かひたすら爆笑していた。

 

超人のすげーパフォーマンスを見せられたようで

もはや笑うしかない、って感覚。

 

 

僕にとってのクイズ番組は

見ている視聴者もある程度は一緒に答える事の出来る

参加性のあるものだった。

 

でも、この競技クイズは参加性を完全に無視している。

 

選ばれた人間しか上がる事の出来ないステージで

一般人には理解出来ない問題を超高速でひたすら答える

クイズモンスター達の合戦を観戦する、という感じ。

 

 

 

 

この時はたった10分程度の時間だったが

かなり強烈な印象を残したこともあって

是非、特番にしたい!と思い今に至ります。

 

大門さん、その節は時間の無い中ありがとうございました。

 

 

 

この続きは次回。

 

 

 

 

 

「第3回ノックアウト~競技クイズ日本一決定戦~」

予選会のエントリー受付中。

http://www.fami-geki.com/knockout/

 

「第1-2回ノックアウト」ファミリー劇場CLUBで配信中

https://club.fami-geki.com/category/etc

 

 

 

 

ファミリー劇場スタッフこすけ