ごきげんよう。
今日は高校受験の直前対策について書きます。
といっても、高校入試というのは地域ごとに様々な特徴があるため、一概に語れない部分もあります。
ただもちろん普遍性の高いこともたくさんありますので、ここでは主にそれについて語ります。
【Q1】内申点が低くて心が折れそうです。
【A1】変えられないものについて後悔しない。
出てしまった内申点は、これ以上変えられません。
変えられないものを見ずに前を向きましょう。
変えられるものはまだまだあります。
たしかに中学入試や大学入試に比べると内申点のウエイトが高いのが高校入試です。
でも「内申点=過去」「入試本番=未来」です。
本番で1点でも多くとることだけ考えましょう。
【Q2】もうあと60日しかないのでこれ以上学力を上げるのは無理でしょうか。
【A2】残り日数の捉え方を変えてみる。
たとえば2/10から逆算するとまだあと60日以上あります。
夏休みでいえば1.5回分以上あるのです。
中3生諸君は、夏休み前にたくさんの目標をたてましたよね。
それがまだ1.5回分もあるのですから、なんでもできますね。
苦手克服でもなんでも。
60日しかないという人と60日もあると思える人とでは、時間の使い方が変わってきます。
【Q3】志望校を下げようかと迷っています。
【A3】あきらめなければ合格の可能性はある。
「第一志望をあきらめなくてよかった。」
これは合格者が皆、口をそろえて言う言葉です。
学力は最後まで、入試当日でも、伸びます。
皆さんは、いま過去問で勉強していますよね。
それが実際の入試問題ともなれば、一番頭を振り絞って考えるはずです。入試を受ける中でも力がついていくのは当然ですよね。
まだまだ学力は伸びるので、あきらめないでください。
あきらめたら絶対に合格できませんが、あきらめなければ合格の可能性はあるのです。
失敗を怖がっていては受験の醍醐味は味わえませんよ。
【Q4】合格最低点を取ればいいんですよね?
【A4】皮算用をしないでください。
英語が得意だから8割、数学は6割。そうすれば国語は4割でも受かる。
こういうのを「捕らぬ狸の皮算用」といいます。
実際は、英語がちょっと失敗して7割。数学も予想外で、5割だった。そうすると国語で4割では受かりません。
(私はこれで自身の大学入試をふいにしました)
すべてしっかり6~7割取るつもりで勉強してください。
ほとんどの学校は合格最低点が6割程度です。
でもそこを目指していては合格できません。65%~70%を目指しましょう。
【Q5】志望校の倍率が高くて厳しそうです。
【A5】高校入試の勝負はきわどい。
高校受験というのは、中学受験や大学受験と比べても、かなり狭い学力ゾーンのなかでの戦いとなります。
公立高校であれば、1つの学区(旧学区)のなかに5~6校がひしめいており、その差は少しずつしかありません。
私立高校でも、中学受験ですでに一定レベルの層が抜けているので、戦いやすいのです(大学受験ではその中学受験組が戻ってきて高校受験組と合流し、熾烈な争いになります)。
こう考えると高校受験というのはかなりきわどい差しかない中での勝負となります。
つまり最後は精神力勝負の部分も大きい。
「絶対にこの学校に入るぞ」という気持ちをどれだけ強く持っているかが大切です。
・・・
以上、簡単ですが高校入試関連の直前期の心構えなどを書きました。過去問のやりかたなどは中学受験のブログと変わりませんので参照してください。
ではこれを読んでくれた高校受験生の皆様の合格を祈っています!
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