最近またプログレ好きみたい。 | ここから見に来て。[旧Quem tudo quer, tudo perde.]

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ここは音楽のBlogでした。実際には節操無く何でも有りましたが、アメブロと相性が悪いようなので、他に書く事にしました。出来ればそちらを、よろしくお願いします。


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「過去の産物」だと公言しながら聞き続けている身勝手な性格ですが、「過去の思い出の断片」として聴いているのだからと、これまた身勝手な位置づけで自分を納得させていました。実際、キンクリ、フロイド、Yes等が新譜を出しても興味が無かったと言うのが本音です。因みにジェネシスは初めからあの音が駄目だったのです(tttさん、ゴメンネ~)。

最近Tangerine Dreamと言うドイツのBandの1998年のLiveを2枚聴く機会が有りました。このTangerine Dreamは最も初期には楽器さえ使わないBandでした。勿論Bandとして評価される様になるのはシンセサイザーにキーボードが付き、その世界では楽器として一般的になってからですが。

プログレと一言で言っても色々なタイプが存在しLiveが魅力的なグループも多々有りましたが「レコードをLiveで再現出来る」なんて事が売り文句になる時代が有ったくらいで、Tangerine Dreamの音楽もLiveから随分離れた部分に位置づけされていたように感じます。

初期のそんなイメージから離れる事の出来ない上にサウンド・トラック等の仕事を多数こなし評価される事によって、私の中では完全にスタジオ・バンドと言うイメージと共にここ20年ほどはBGMレベルの音楽を作るというレッテルを勝手に貼ってしまう事になりました。

Tangerine DreamはRock Bandでした。決してBGM Bandでは有りませんでした。長い年月の間に何十枚と言うアルバムを作り生き残ってきたのはフロックではなかったのです。あくびが出て眠たくなるようなLiveをやる演奏家を幾つも知っていますが(笑)、そう思っていた(恥)彼らのLiveは音がドライブし躍動感が有りノリが有る明らかなRock BandのLiveだったのです。

Londonでの演奏を集めたものは、ヒット曲(シングルヒットが有るとは思えませんが)と彼らの代表曲が中心になっています。初期の彼らとは随分変化をし何となくE. Froeseのファミリー・バンド的な感じがしますが、ヒーター・バウマン(!)等が居た頃の曲も上手く消化されイントロでのファンの反応も良く、その頃のファンである私も嬉しくなる出来でした。

またポーランドでの演奏を集めた方は、彼らの近年の作品を演奏したものでしょう。クレジットが全て[E. Froese
J. Froese]となっています。こちらの方はコンセプチャルな香りが漂ってきました。全体的に東洋的なリズムとメロディに彩られており、ヨーロッパでは近年こう言うタイプのものが喜ばれるのかもしれません。Liveとしての構成はこちらの方が上だと思いますし、ちゃんとRockのLiveとしての楽しさも忘れられずに出ていますが、RockとしてのダイナミズムとしてはLondonの方が上だと思います。


プログレッシヴと言う言葉の意味は、20年前に他のジャンルに譲らなければならなかったでしょう。しかしRockのジャンルとしてのプログレッシヴは、決して内容が時代の最先端に無かろうともRockの持つSoulを失わない限りファンの心を揺さぶり続けてくれるのだと再認識させられました。感謝。




Tangerine Dream Valentine Wheels


Tangerine Dream Tournado