
身勝手にやってきたつもりだが、現実には、
「鎖に繋がれて生きるのは嫌だ」
と言う言葉に繋がれて生きてきた。
「人の背中を見て歩くのは嫌だ」
と言って仕事ばかりしていた頃も有った。
「自由にやりたいから」
と言う言葉に踊らされていたが、
何一つ自由など無かった。
着実に死の側に向かって歩いていると言うのに
いつまでたっても自分が見えてこないし
何を求めているのかもわからずじまいだ。
自分では随分ノンビリとした性格のつもりでも
周囲の流れがそれを許してくれなかったと
責任転嫁するのが精一杯。
身勝手に振舞うのが好きなだけで、
何一つポリシーなんて無かった。
アルバート・アイラーが存在したのは、
彼の残した録音で現実だと確認できるが、
私がJAZZの存在を知った時に
海の向こう側で彼の録音が行われていた事が、
紛れも無い事実だと理解するのには、
多少の違和感がいまだに残っている。
私が彼の存在を知った時には、
もう彼は存在していなかったのだ。
Albert Ayler Nuits De La Fondation Maeght 1970