
こんな歳になっても親父の事が苦手だ。
周囲の言う通り母親似だと思っているので、
親父には全く似ていないと
いつも自分に言い聞かせている。
親父の事を尊敬している。
体はそれほど強い方では無いと思うが、
兎に角、精神的にタフで、
敵に回せばこれほど怖い人は居ないとも思う。
顔を合わせれば、いつも喧嘩になる。
最良の結果を求めようとする私と
プライドを重んじる親父は、
毎日毎日、飽きもせず喧嘩をしている。
沢山の人に慕われている親父の
我侭な自己顕示欲が嫌いだ。
親父の本心がわかるのがたとえ
お袋が居ない今、私だけだろうと。
親父は自分の事をわかっていないから
全てが親父にそっくりな弟とは、
随分気が合うと思っているようだが、
奴が大阪に行った理由に気がついていない。
いつも親父の様になりたくないと思っていた。
正確に言えば、今だってそう思っている。
この人のように強く生きて行けないし
人に必要とされる事が苦手なのだ。
それでも親父の事が大好きだと思う。
理由など必要も無いほど好きだと思う。
だからこそ他人に傷付けられる前に
私が傷付けてしまおうと考えてしまう。
なにひとつ理解していないのは、
お互いだと言う事に最近気がついた。
それでも親子が成り立つ事にも
最近やっと気がついた。
私が親父を苦手にしてきた理由も
今なら十分理解出来る。
親父はいつまでも子供のままなのだ。
そして親父と私は、そっくりなのだ。
Horace Silver Song for My Father
*STEELY DANの例の曲のリフが、この曲のパクリだと言うのは噂だけじゃないと思ってる(笑)。
Steely Dan Pretzel Logic (Rmst)