夜ごと太る女の為に | ここから見に来て。[旧Quem tudo quer, tudo perde.]

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ここは音楽のBlogでした。実際には節操無く何でも有りましたが、アメブロと相性が悪いようなので、他に書く事にしました。出来ればそちらを、よろしくお願いします。

          tukushi

携帯が鳴った。見た事の無い番号だ。
切れもせずにづっと呼び続けている。
誰か携帯を替えたのかと思い取ってみた。

聞いた事の無い声の女の子が、
周囲がビックリするのではと、
こっちが心配するほどの声で、
ギャーギャーと叫び続ける。

「ねぇ、どうして出ないのよ!
 相変わらずルーズねっ!
 あっ、久しぶり、ゆうこだけど。
 声でわかるでしょ!
 もう最近・・・・・・・・・
 それでね・・・・・・・・・」

マシンガンのようにまくしたててから、
疲れたのだろうか突然返答を求めた。
「ねぇ!さっきから何黙ってんの!」
どうやら聞く耳も有る事は有るらしい。

「あの、私はあなたの事が、
 
誰なのかわからないのですが。
 
何処かでお会いした事が有りますか?」 
こっちが全ての質問を発する前に
彼女は素っ頓狂な声で又叫んだ。
「えっ?なに?きぁ、あんた誰?
 
あーっ、もしかして私間違えた?!」

叫び声と共に来た突然の電話は、
こっちの疑問を晴らす暇もくれずに
叫び声と共に突然切れた。
私はこの番号にして3年以上になる。
どうやったら間違えるのかの答えは、
彼女しかわからないだろう。

私はCDプレイヤーから
エリック・カルメンのベストを抜いて、
キャラヴァンを聴く事にした。
For girls who grow plump in the night
「夜ごと太る女のために」
どこかにお住まいのゆうこさん、
あなたにプレゼントしますよ。

 Caravan  For Girls Who Grow Plump in The Night