
すっかり晴れていて、風が強かった。その風が桜の枝を激しく揺すり花びらが舞った。沢山の花びらが昨日までの雨でアスファルトに貼り付き、残りがその上を流れるように舞っていった。
車からデジカメを持ち出して2005年の春の始まりの終わりを撮っておこうと思った。今年ほど桜の写真を取った事は今まで無かった。これほど沢山の桜の樹が身の回りに有る事にも今まで気がついていなかった。
4月はまだ半分以上残っているのに急いで終わらせようとしている自分が居る。5月の暖かさと眩しい日差しが、別段好きではなくても季節の変化と共に時間の流れに推されて進んでいけそうな気持ちになっている。車から見える風景には、もう何処にも冬は残って居なかった。
今夜は肌寒さを感じる静かな夜だ。熱いコーヒーが美味しい。Bud Powellのピアノを聴きながら昼間写した写真を見ていた。カメラに写っていた、吹き溜まりに山となった花びらは少しも美しくなかった。
The Scene Changes彼のピアノに無理をしなくても時間が変化をもたらせると悟らされている様な気分になった。もう一杯コーヒーを飲んで寝る事にした。
Bud Powell The Scene Changes