Clifford Brown and Max Roach at Basin Street
/ Clifford Brown and Max Roach
CLIFFORD BROWN tp / SONNY ROLLINS ts
RICHIE POWELL p / GEORGE MORROW b / MAX ROACH dr
Recorded January 4, February 16,17, 1956, NYC
このアルバムは不思議なアルバムです。
悲しい時に聴くと悲しく聴こえてくるし
楽しい時に聴くと楽しく聴こえてくる。
その理由は多分、
極めて純粋に極めて音楽的なJAZZだからなんでしょう。
54年から始まったブラウン=ローチのクインテットは、
すぐ全米でも評判のグループとなります。
そこへすでに有名であった隠匿中のソニー・ロリンズが加わり
彼らの人気も演奏もさらに高みへ登ることになります。
このアルバムはその数少ない記録です。
at Basin Streetと言うタイトルから推測すると
ライヴ・スポットでの録音のようですが、
実際にはスタジオでの録音です。
ちょうどベイズン・ストリートでの演奏が、
とても評判が良かった頃なのでそうつけたのでしょう。
エマーシーにはロリンズの録音が一つも無かったので
プロデューサーはとても喜んだそうですが、
アルバムのジャケの表には一文字も有りません。
それほどこの頃のブラウン=ローチの人気が高く、
彼らの名前だけで十分に購買意欲を
沸き立たせる事が出来たという事でしょうか。
演奏はとても冷静にスウィングしています。
どこかしら何かを探ったり確かめたりしているのでは、
と思わせるほど純粋に音楽として成り立っています。
外部から影響が無いせいか怖いほど冷静な演奏なのです。
ロリンズへのお礼というのでしょうか。
このメンバーは数週間後ロリンズ名義でPrestigeへ録音をします。
イメージが随分違うのでSonny Rollins +4と言うアルバムを
続けて聴くのも面白いかもしれません。
もっと高みを求めて、
こんなにも純粋に音楽に向かい合っていたのに
この数ヵ月後にブラウニーは交通事故で亡くなります。
彼が生きていたら・・・考えるのは止めておきましょう。
現在CDとなっているものは[+8]となっていて、
アウトテイクが入っています。
オリジナルに入っているものの別テイクと共に
Flossie Louと言う曲が4テイク入っています。