That’s It / Booker Ervin
Booker Ervin, tenor sax / Felix Krull [Horace Parlan], Piano
George Tucker, bass / Al Harewood, Drums
Recorded at January 6, 1961 [Candid]
テキサス・ブロー!ブッカー・アーヴィンにした。
1961年に録音されたThat’s Itと言うアルバムだ。
自由奔放に吹きまくるこのアルバムは、
単純にわかり易く聴き応えの有る演奏が詰まっている。
Candidと言うレーベルも小さくて個人的な会社だ。
それだけに会社の持ち主の好みが出てくる。
私のCandidのイメージは硬派と言うよりも硬質という感じかな。
よいアルバムを何枚も作っている会社だ。
このアルバムもアーヴィンのトーンの面白さが惹き出された
ワン・ホーンの気持ちの良いアルバムに仕上がっている。
基本的にアーヴィンのsaxをメインに押し出してはいるが、
全ての楽器がバランス良く前へ出ようとしている。
アーヴィンのノリの良さを引き出した
メンバーそれぞれの演奏も素晴らしく、
それぞれの持ち味を出していて聴き応えがある。
ジョージ・タッカーのウォーキング・ベースは
リズムカルにボンボンと弾かれ
トムとジェリーの蟻の行列の行進を思い出す。
偽名でプレイしているホレス・パーランも
出る所では出、下がる所では下がり、
その小粋さが中々格好が良い。
こう言う演奏をバランス良くまとめているのは、
ヘアウッドのシンプルでスタンダードな叩き方だろう。
手首の返しやペダルを踏む量の加減なんか絶妙だ。
スタンダードで正統的なブローイング演奏は、
微妙な美味しさはイマイチだが、
本当に良い香りのする演奏だ。
これも正しくJAZZの醍醐味の一つだと思う。