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ここは音楽のBlogでした。実際には節操無く何でも有りましたが、アメブロと相性が悪いようなので、他に書く事にしました。出来ればそちらを、よろしくお願いします。

Sonny Criss / Up, Up and Away

Sonny Cross - Alto Sax, / Tal Farow - Guitar
Ceder Walton - Piano / Bob Cranshaw - Bass / Lenny McBrowne - Drums

Recorded at August 18, 1967


Sonny Crissが1967年にワンホーンで録音した
Up, Up and Awayを聴いている。
実を言うとSonny Crissのsaxは、あまり好みではない。
パーカーのそっくりさん云々と言う事とは別だ。
多分この音色の軽さなのだと思う。
パーカーにフレーズや吹き方がソックリでも
この軽さは彼独特の特徴だと思う。
そこが何故か苦手なのだ。
悪い演奏じゃないし選曲も洒落ている。
聞き流すのに邪魔でもない。
でも・・・これは個人の好みとしか言えないだろう。
彼独特の軽さが私の好みのsaxでは無いとしか言えない。

本音で言えば目当てはピアノのCedar Waltonなのだが、
Sonnyがとても気持ち良く吹いている。
残念ながらスタンダード集の様な作りのアルバムのために
Cedarの作った曲は入っていない。
全体的にSonnyも盛り立てるような演奏に
みんなは終始している。
が、順に回して行く短めのソロがそれぞれ美しい。
変に硬くならずに演奏しているためか
軽いタッチのメロディをみんなが上手くまわし
Sonnyが吹きやすいようにしているためか、
アルバム全体の流れはとても美しく出来上がっている。
スタンダードの馴染み易さに
オリジナリティを加味した演奏は
心地良さと軽い緊張感のバランスが極めて良い。

どの曲もメロディの綺麗な有名曲なだけに
イントロがとても大切になる。
Cedarは、そういう部分がとても上手なピアニストだと思う。
「Sunny」のような曲が顕著で短いイントロが
それに続くSonnyのわがままな吹きっぷりを引き出している。
全体的にCedarのフィーチャーが大きいせいか、
アルバムでのバンドリーダー的な役目も果たしているように感じる。
Sonnyの気持ちよさそうな吹きっぷりは、
聴いているこっちまで気分良くさせてくれる。

別に凄いことをしなくても
聴き応えの有る演奏になるのだという良い見本だとおもう。
凄い人の凄い演奏だけがJazzじゃないし
こう言う良品があってこそ
名盤や名演奏や革新的なものが生まれてくるのだ。