落下の王国のすべて The Fallmania -2ページ目

落下の王国のすべて The Fallmania

2008年に公開されたターセム監督作品「落下の王国」について語るブログです。
ターセム監督、石岡瑛子女史、リー・ペイス、カティンカ・ウンタールも。

 

オランダ国立歌劇場

神々の黄昏

 

指環というのは連日連夜演じられるものではなくて

とびとびに上演される。

 

指環四部作公演じたいは2年がかりのプロジェクト。

 

いつぞや

東京で四夜連続で指環公演されたときは

一挙見しようと、猛者が頑張っていた。

 

人生でたぶん一度あるかないかのチャンス。

 

指環四夜なんて死ぬわ~

「ジークフリート」なんて30分は一人で歌っとるでしょ。

(ワタシがいつもぐっすり寝る演目)

 

というわけでこのオランダの上演は

2013年のもの。

 

衣装は瑛子様。

 

いまこれらの衣装は全部 木場のmotにあるので

今シーズンはアムステルダムでの指環上演は無し。

 

 


NHKのプロフェッショナルを見たかたがたが、

探した腕時計。

 

 

************
イタリアンデザインの巨匠「アキッレ・カスティリオーニ」デザイン。
アキッレ・カスティリオーニが求めたのは、ダイヤルが見やすく、しかもユーモアにあふれた時計。
ステンレススチール製のケースは、バンドからそっくりはずすことができます。
ダイヤルのアートワークは、友人であるスイスのグラフィック・デザイナー、マックス・フーバーがデザインしました。

●ケース:ミラー
●ダイヤル:シルバー
●バンド:レッド(本革)
●バンド幅:16.5mm
●ケース素材:ステンレススチール
●ケース外径:36.2mm
●防水:3気圧
●ガラス:ミネラルガラス

 

持っていますよね~NHKさん。

動画は見せてくれないけれど…

 

NHK アーカイブス あの人に会いたい

File No508 石岡瑛子

 

NHK 人x物x録

 

NHK プロフェッショナル

仕事の流儀

2012年1月30日 再放送

時代を超えろ 革命を起こせ

 

これは女史が亡くなったことを受けてのトリビュートで

再放送されたもの。

 

 

この撮影がいつだったのか、NHKは明記していないが、

作業しているものはミュージカル「スパイダーマン」

 

このミュージカルは2011年2月に公開予定だったが、

それが3か月遅れになっていたので、

NHKの撮影は2010年の秋では?

 

その間事故が起きたりして、

主役のアラン・カミングが降板してしまい、

瑛子様はコスチュームのやり直しをしなくちゃならなくなる。

 

たぶんもうご病気はわかっていたはず。

 

NHKのこの番組では

元気いっぱいエイコチャンパワーが見られない。

 

このプロジェクトは立ち消えとなったので

図録にも載っていない。

 

 

 

図録 187ページをふと見ると

 

おおお!

これはwith祭國強

2008年北京オリンピックの仕事中に撮ったようだ。

 

 

祭國強は直島の一番いい場所に(よい気が満ちているとかで)

太湖石たくさん持ち込んで

文化大混浴を作っちゃった中国人アーティストです。

 

ベネッセミュージアム、ミュージアム棟客室に

國強の作品が飾られている部屋がある。

予約入れるなら、その部屋オススメ。

すごくキレイ。

 

ヴィジュアルプロデューサー祭國強が推挙したことによって

瑛子様はこのプロジェクトに参加した。

 

仕事中、毎晩、北京からニコに電話して

イーモウについて

こぼしていたとのこと。

 

なんか、わかる~、あのロリコンヤローですもの。

 

 

昨晩のライブでmotの藪前熱血学芸員が

ドラキュラの衣装の貸し出し依頼のため、

コッポラと交渉した話をなさった。

 

コッポラはワイナリーを持っていて

そこの目玉として

自身が映画で使ったものを展示しているので

とうてい貸し出しに応じない、とのこと。

 

クリムトテイストのきんきらの衣装に

 

 

鎧コスチューム

 

 

うっとりするようなレースのエリザベスカラー

 

 

これらは

フランシスフォードコッポラワイナリーに展示されている。

 

①こちらのブログ主さんが現地訪問なさって

教えてくださっています。

 

②こちらはLA香歩さん

「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」

開催記念5時間番組

Encyclopedia of EIKO ISHIOKA

DOMMUNE×東京都現代美術館

2021年2月3日(水)19:00-24:00

 

【タイムスケジュール】
19:00-19:20 イントロダクション

藪前知子、河尻亨一、宇川直宏
19:20-21:00 第一部 

石岡瑛子の素顔と彼女が残したもの:

マキシーン・ヴァンクリフ、荒川弘之、コムアイ、松下徹
21:00-22:30 第二部 

石岡瑛子の衣装の世界:

ドリアン・ロロブリジーダ、hossy、桜井久美
22:30-24:00 第三部 

石岡瑛子とは何者か:

河尻亨一、永井裕明、松本弦人
司会 藪前知子 
合いの手 宇川直宏

 

****************

こういう番組は初めて観たが、面白かった!!

 

ワタシは第3部へは到達せずに脱落。

 

モデレーターは

回顧展仕掛け人の熱血学芸員藪前女史

 

出てくるかたがたはみな石岡瑛子重症ファンで

友人、知人、瑛子フリーク。

 

右 ドリアンさん

左 hossyさん

中 桜井さん

 

桜井さんの衣装解説はプロからの説明で大変さがよくわかった。

ドラッグクイーンのお二人も話が巧くて、

時間配分考えてくれていて

藪前さんも楽しそうだった。

 

出てくるみなさん本当に楽しそうで、

聴いているほうも嬉しくなる。

 

********************

 

ジュリーの「水の皮膚」は有名な高価本だから

内容は見たことないけれど、裏話面白い。

 

マキシーンさん曰く

「ジュリーはとても我慢強いヒト」

ほう~

 

マキシーンさんご夫妻が瑛子様から

贈られた「風姿花伝」へのサイン

 

瑛子様、こんな才能はもう出てこない。

 

回顧展を成功裏に導いてくれて

みんなを幸せにしてくれた藪前学芸員さんにも

thank you!

thank you!

thank you!

with deeply admiration 

MISHIMA A Life in Four Chaptersを観る。

これはすごい作品だけれども、

右翼を恐れて公開しなかった、というのも理解できる。

 

1984年ぐらいの右翼のかたがたは皆さんお元気でした。

街頭でも活動していたし、893と右翼の区別も難しかった。

 

いまはたぶん鬼籍か、ヨボヨボジーサンになっているかで、

世の中は安全になりました。

そのほかに

いまでも公開しないというのは遺族への忖度でしょうか?

三島の業績はちっとも減ったりしませんが。

 

左:フィリップ・グラス

右:ポール・シュレイダー

 

グラスは日本まで来たそうだ。

 

有難いことに、この映画を観たから

犬島精練美術館の柳幸典さんの「イカロス」と「三島」の

つながりを理解しました、ようやく。

 

たしかにこの映画内に三島が戦闘機に乗る場面がある。

 

柳さん曰く

****************

そうしてつくりあげていった犬島精練所美術館の建築と一体となった作品も、イカロスの神話がヒントになっています。

 

もうひとつこの神話から着想を得た要素が、小説家であり政治活動家の三島由紀夫です。

1967年3月14日、自衛隊の戦闘機F104DJ機の後部座席に搭乗した三島は、即興で「イカロス」という長詩 を作っています。

 

その「三島由紀夫」を、美術館という建築と作品の真髄に登場させたいと思いました。文化を顧みず、経済成長のみを追及していた戦後日本を批判し、最後には自害するような「パフォーマンス」まで行った芸術家・三島を、近代化の過程で置き去りになり廃虚と化した犬島製錬所、そしてイカロスの神話と融合させたいと模索していたんです。

****************

そういうことだったんですね。

 

次回、犬島精練所美術館に行ったときは、

ちゃんと見ます。

 

ここはSDGsを重点に置いているので、

トイレしか目に入っておりませんでしたわ←バ~カ

 

amazonで売っていたので簡単にポチしてしまった。

 

ブルーレイもあったのに、気がつかなかったワン。

ブルーレイならリージョン関係なかったな~

 

本編は日本語なので難なく観られます。

ただし、

ワタシが買ったものはDVDなので

リージョンフリープレイヤーで。

 

 

なんだかシンプルで聞き覚えのある

それでいて

緊張感のある音楽が続いているな~と

思ったが、そうですよ、コレは

フィリップ・グラス様です♡

オペラ「アクナーテン」の作曲家ですわ。

 

「クローゼットランド」に続いて

石岡瑛子Xフィリップ・グラス

ってスゴイな。

 

それに本当の三島の家の庭で撮っていますね。

 

三島はこの洋館の前は純和風の家に住んでいた。

 

家を新築しても、前の家を

捨てるに忍びなかったので

保存しておいて現在はベネッセアートサイト、

三分一博志さん設計の犬島精練所美術館に展示されている。

なぜ三島なのかは柳幸典さんの講演を読んでください。

 

犬島精練所は

実は

有名なのは西部警察のロケですね。

火薬ぶっとばして精練所の煙突を破損させちゃった。

 

グラスの曲が気になって・・・

この映画はちょっとゆっくり見ていきましょう。

 

あれ?

この映画に横尾忠則さんも出ている。

 

ベネッセアートサイトには豊島横尾館あるし、

ベネッセにけっこう集まっているんだな。