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落下の王国のすべてThe Fallmania

ターセムが紡ぐ現代人のための癒しの千夜一夜物語
2008年日本公開された「落下の王国」について語るブログです
ミュージックビデオを撮るようなシックな監督ですが…
やっぱりインド人
歌って踊るシーン・・・1か所あります

落下の王国に出てくる世界遺産は

下記のとおり(誤りがあったら教えてください)

 

①ティヴォリのヴィラアドリアーナ(イタリア)

 

②ナミブ砂漠(ナムビア)

 

③ジャンタル・マンタル(ジャイプール インド )

 

④ジャイプール旧市街

 

⑤カレル橋(プラハ歴史地区 チェコ)

 

⑥ファテープル・シークリー(アーグラ インド)

 

⑦アヤ・ソフィア(イスタンブール トルコ)

 

⑧グヌンカウイ(バリ インドネシア)

 

⑨ピラミッド群(カイロ エジプト)

 

⑩万里の長城(中国)

 

⑪漓江(桂林 中国)

 

⑫アンコールトム(カンボジア)

 

⑬コロッセオ(ローマ イタリア)

 

⑭エッフェル塔(パリ フランス)

 

自由の女神はパリ。

でもって世界遺産じゃないです。

 

⑮アーグラ城(インド)

 

⑯タージ・マハル(インド)

 

⑰バリ島ウブドのテガラランライステラス

 

*************

この映画のチラシには13の世界遺産、とある。

が、書いてあるのは12か所だし、

 

フマユーン廟は出てこない。

墓だからと、たぶんシカンドラと間違えた。

 

アンコールワットじゃなくてアンコールトム。

 

自由の女神はNYじゃなくてパリ。

 

映画公開時になっても、本当に情報が少なかったから、

配給元のムービーアイさんも苦労したことだろう。

 

全部ターセムが悪い。

とくに自由の女神。

ターセムは観客に笑って欲しくてしょうがないのよ~

 

***********

 

これから世界遺産になりそうなところとしては

チャンドバオリ(階段井戸)

ジョードプルの城塞群

 

何度見ても背筋が寒くなる恐ろしいシーン。

 

革鎧をつけて、速度をつけた馬から落下するというのは映画のコンセプトにはぴったりだが、見れば見るほど衝撃的。


騎手の首が折れたと思った。

 

アメリカ版のコメンタリーで、リー・ペイスも

このシーン「とっても心配した」と言っている。

 

すぐに立ち上がってポンポンと砂を払ったこのスタントマンのプロ根性を賞賛している。

 

インドのかたが乗っていたと思いますが、ギャラはきっと安くって、つまり「5ドルあげるから飛び降りてね」という昔のスタントと変わらないような気もして、このシーンは切ない気分になります。

 

と、思っていたが、

ターセムのコメンタリーによると、アフガニスタンから来た騎手だという。

 

「ここではヒトが死なないから良い」と言ったそうだ。

切ない~、祖国では戦争でたくさんヒトが死んでいる。

 

映画の撮影では、死んだようでも、ヒトは死なない。

それがスタントの妙味。

 

ロイがそれに気づいて復活する、癒しの千夜一夜物語。

 

 

山賊一行が騎乗している馬はインド人役ジートゥがムンバイから連れて来た見栄えのよい馬

 

しかし

 

これらの馬は高地を疾走することができないので

 

速さを表現したくて

 

このアフガニスタン人スタントさんはこの地方産「マルワリ」に騎乗している

 

 
マルワリは耳が丸く立ち上がっている

 

 

 

 

ぼくはエイコをコスチュームデザイナーというより

アーティストだと思っています、と語るニコ。

 

ターセムxニコxエイコ

 

リスペクトでつながっているステキな関係。

 

 

2008年に日テレのズームインでこの映像を見たときは

二人の関係を知らなかったので、

この手の意味も考えなかった。

 

いま見ると、ニコは本当に女史が好きなのね、

 

女史を守る気いっぱいのニコの手。

 

 

エヴリン姫のハスと扇を組み合わせた冠は

 

石岡女史によれば、

 

「映画「めぐりあう時間たち」で

ヴァージニア・ウルフ役を演じたニコール・キッドマンの

鼻をウルフに似せて作った特殊メイクの職人が

精巧な技術を駆使して作ってくれました」

 

とのこと

 

装苑2008年11月号より

 

蓮(ハス ロータス)はインドの国花

 

インドの婚礼衣装の色は「赤」

 

インド人の妻がジャンタルマンタルの階段から飛び降りるときの衣装は赤

 

階段を上るとき、

 

妻の足首につけたアンクレットが小さく鳴っている

 

痛ましく哀しい

落下の王国 パンフレット 

*劇場版

 

目印は赤丸部分

cine switch と入っている。

題字は白

サイズはB5判

下は開いたとき

 

*プレスシート

題字は赤

サイズはB4判

開くとかなり大きい。

チラシはB5判

コンパクトにまとまっている。

 

ご質問がありましたので、もう少し載せます。

 

↓ 同じ文面で写真が違います。

 

↓製作者紹介文が左側にあります。

プレスシートにはインド人の写真があって、島田大介さんの評があります。

 

↓クレジットです。

写真が違います。

プレスシートは鉄橋の上に立つヒトが見えます。

どこかで、保険の関係でこの人物はターセムだと読んだと思うのですが、資料を見失ったので、いまはそれを検証することはできません。

 

↓これは劇場版パンフだけに載っている3人の鼎談です。

DVD特典映像にある舞台挨拶から取られています。

 

もともと映画パンフレットというのは日本独特のモノで、

世界的にも珍しい習慣です。

だからターセムは写真集を作って、それで作品紹介して世界中に売り込みました。

 

日本に関しては石岡さんリスペクトとして、

最大サービスがこのプレスシートと劇場版パンフかと思います。

配給先のムービーアイさんの愛情が感じられる傑作です。

 

 

 

このシーンは

朝4時に15分間だけ許されて撮影された。

 

照明はなく、4場面撮って終了。

 

 

アラーを称える文言がCGで変えられ、

オウディアスを称える「O」になっている。

 

ここはしばらくわからなかった、

ターセムったら外観撮らないんだもん。

 

 

現在はモスクになってしまったから、

撮影はもっと難しくなったことだろう。

 

ジャイプールのジャンタルマンタルも世界遺産に指定されたから、

飛び降りなんて撮影ももうできないだろう。

 

ターセムは

本当にいいときにこの映画を撮った。

 

 

2009年4月、

 

映画評論家ロジャー・エバートが選ぶ映画人のための映画賞
エバートフェストにゲスト出演したカティンカ。

カティンカは両親とともにシカゴを訪れた。

 

 

カティンカの右となりはママ、

 

ママの隣の背の高い男性は新しいパパ。

 

この母娘の好みは似ているのかも。

 

その際の「落下の王国」裏話

ターセムは共演者リー・ペイスが歩けるということを誰にも言わなかった。

 

それで


”彼が歩けるとわかって嬉しかったけど、ちょっとムカついた”

休憩のときはクッキーを持って行ってあげたりしてたのにぃ〜

 

と言っている。

 

NYリーバイスのショップを訪れたカティンカ。

 

1997年3月21日

ルーマニア ブカレスト生まれ

 

2021年カティンカは24歳になる。

 

 

印象的な司祭の顔

 

インド カシミール ラダックで撮った。

 

このシーンでのターセムコメンタリーの訳はへんじゃまいか?

 

「香辛料の農場で撮りたかった」という字幕。

 

そうじゃなくてこれは

 

「(南米)チリで撮りたかった」じゃない?

 

でも

 

これはこのラダックでよかったんではないでしょうか?

 

 

*****************

追記2025年10月4日

 

<削除シーンとして収録されている部分>

 

ターセムは司祭をもっと悪く描こうとしたが、

 

「司祭は悪いヒトじゃないわ!」

 

というカティンカの鶴の一声で

 

キャラ変

 

この部分を本編に入れて再販・再上映にこぎつけた

 

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印象的なネックカバーのついた司祭の衣装

 

 

 

 

 

この一瞬のシーン、美しい。

 

素晴らしい床模様。

 

床は緑色で、インド人の妻の衣装は赤。

 

ターセムはこの場所を

 

「ホワイエ

ブエノスアイレスのシネマ」

と言っている。

 

ウユニ塩湖とか南米の撮影には

ターセムは行っていないんじゃないかな…

 

行っていたなら、ターセムだもの、

メイキング撮っているはず。

 

ブエノスアイレス中心部にあるテアトロオペラ

ホワイエを使った。

 

緑色は右端に少しだけ見ることができる。

 

この劇場はできた当初はオペラを上演していた。

 

こけら落としはヴェルディの

ハチャメチャ復讐劇「イルトロヴァトーレ」

 

劇場は現在、オペラという名前はついているが

ミュージカルや普通のコンサートをメインにやっている。

 

1871年にできた劇場を建て替え建て替えして現在にいたる。

 

緑色はインド人のテーマカラー

 

 

 

 

インド、カシミール、ラダックで撮影された。

 

遠くから少しずつ延々と撮っている。

ターセム自身はこのシーンは残酷で、

女性には受けないと思っていたので、


女性客の多くがこの場面を気に入ったと知ったターセムはショックを受ける。

”この自分が女性向け映画(chick flick)を撮るなんて!”

 

そうです、

あなたはもともと

とってもシックな監督なんです。