イギリス(Boney M. の "Mary's Boy Child" からトップの座を奪取) 、アイルランド、フランス、オランダ、ベルギー(フランドル)、西ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、スウェーデン、フィンランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで1位を獲得し、全世界で1200万枚を超えるセールスを達成した説明不要のメガヒット。しかし、アメリカでは Chic の "Le Freak" と Rod Stewart の "Da Ya Think I'm Sexy?" に阻まれて最高位は2位(1979年)にとどまりました(売上枚数は200万枚超)。その他に、ノルウェーで2位、スペインで4位(日本ではオリコンの総合チャートで10位、洋楽チャートで1位、オールジャパンポップ20では2位となり、売上枚数は30万枚を超えた)。この曲は、アルバム "Cruisin'" がほぼ完成した段階で、収録時間に1曲分の余裕があったためその埋め草として作られたもので、メンバーはその程度のものだと思っていたところ、所属レコード会社の社長が「これはいける!」と判断して協力にプッシュしたことで大ヒットとなりました。「Y.M.C.A.」とは「Young Men's Christian Association[キリスト教青年会]」の略称ですが、アメリカではゲイの溜り場(いわゆる「ハッテン場」)として知られています。この曲の歌詞は、表面的にはキリスト教青年会の素晴らしい点を称えるものですが、もちろん、そこにはダブルミーニングが含まれています。なお、Village People は、キリスト教青年会から「商標権侵害」で訴えられそうになって、和解により解決したそうです(キリスト教青年会は、この曲が同会に対する「敬意」を表していることに「満足」の意を表明したのだとか(笑))。
ところで、PVではあの「Y」「M」「C」「A」のポーズが見られません。というのも、あのポーズは、『American Bandstand』というアメリカのテレビ番組に Village People がゲストとして出演した際に、司会者の Dick Clark が彼らに紹介したもので、Village People のオリジナルではないということです。↓は『Midnight Special』でのパフォーマンスですが、オーディエンスが「Y」「M」「C」「A」やってますね(メンバーも最後にやってる)。
ちなみに、西城秀樹の『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』の振り付けは、彼の振り付けを担当していた一の宮はじめが考案したもの。ということで、その西城秀樹バージョンを。
1979年オリコンで1位となり、80万枚超のセールスを記録。
"Y.M.C.A." が大ヒットし、予期せぬ形でキリスト教青年会の非公認ソングとなって強力な宣伝効果を上げるや、今度はアメリカ海軍がこちらのナンバーに目をつけ、新兵募集のキャンペーンソングに使いたいとの申し入れをします。これに対し、Village People は、海軍がPV制作に協力することを条件に曲の無償使用を許諾しました。こうして、米海軍の全面協力のもと、サンディエゴの海軍基地において USS Reasoner というフリゲート艦上で撮影されたのが↓のPVです(登場する乗組員及び戦闘機もすべて本物)。
結局、米海軍はこのPVを使用しなかったのですが(性事、いや政治的な考慮が働いた?)、この曲は "Y.M.C.A." に続き世界的に大ヒットし、全米3位(ミリオンセラー)、全英2位、オランダ、ベルギー(フランドル)、カナダで1位、アイルランドとノルウェーで2位、西ドイツ、スウェーデン、フィンランドで3位、スイス、オーストリア、エクアドル、オーストラリア、ニュージーランドでトップ10入りし、日本でもオリコンの総合チャートで10位、洋楽チャートとオールジャパンポップ20では1位となりました。
で、西城秀樹が出た以上、こちらも出さないわけには参りません(笑)。
1979年オリコンで6位となり、売上枚数は70万枚(公称)。「In the navy」が「ピンクレイディー」に聞こえたから、というなんとも安直な理由でカバーしたようですが、そのせいか歌詞もテキトー(笑)。

