本記事は、Greg Kihn の逝去にあたり、2017年12月に投降した記事に若干の補訂を加えて再投稿するものです。
アメリカ人はゾンビが好きね。このPVがMTVでヘビロテされて、1983年全米2位(Michael Jackson の "Beat It" に阻まれて惜しくも1位を逃した(そーいえば "Thriller" のPVもゾンビだったな)。なお、ダンスチャートでは1位)、スイス、イタリア、スウェーデン、カナダでトップ10入り(日本ではオールジャパンポップ20で8位)という大ヒットとなりました。「jeopardy」は「ジェパディ」と発音するのですが、当時、某有名音楽評論家(名誉のために名は秘すが、Y川R子さんという方)が盛んに「ジョパディ」と宣うのでそのたびにツッコミを入れたものです。意味は「danger」とほぼ同じで、あまり耳にしない単語かもしれませんが、憲法で「二重の危険 [double jeopardy] の禁止」(39条)を学んだとき、脳内にこの曲が流れたことを思い出しました。
邦題もちゃんと『ジェパーディ』と(ほぼ)正しく表記しているのに、なんで「湯川」先生は「ジョパディ」、「ジョパディ」言ってたんだろ?
例によってこの人がパロっています(視聴が制限されているので、YouTubeでご覧ください)。
1984年全米81位。アメリカのクイズ番組『Jeopardy!』に出演したもののボロ負けした、というお話(対戦相手がどちらも Ph.D を持ってるんじゃ、そりゃ勝てるわけねーよ)。なお、1970年代に日本で放映された『クイズグランプリ』は『Jeopardy!』をパクったお手本にしたのだそうです。PVの最後に Greg Kihn が出てきます(それがパロディを許可する条件だった)が、『Jeopardy!』のホンモノの司会者(当時)Art Fleming も本人役でカメオ出演しています。
Greg Kihn, An Iconic Figure in the Realm of Rock Music Has Passed Away at the Age of 75. Greg Kihn Will Be Remembered for the Hit Songs Jeopardy and The Breakup Songhttps://t.co/eKD99v5mjx
— Greg Kihn (@gregkihn) August 15, 2024
RIP, Greg