1981年全米16位(ダンスチャートでは1位となり、ミリオンセラーを記録)、ベルギーで2位、オランダで3位、ニュージーランドで4位。歌詞とPVに出てくるように、Temptations がバックコーラスに参加しています(Rick James は Temps のメンバー Melvin Franklin の甥)。「Freak」とは「尻軽女」(というより「ヤリ〇ン」の方がピッタリかも)という意味のスラングで、歌詞の内容もかなりキワドイ。この曲は、アルバム "Street Songs" を一通り仕上げてから、バカバカしい/くだらない曲を一曲入れようと思って即席で作ったものだということですが、彼にとっては "You And I"(1978年全米13位)に次ぐ大きなヒットとなりました。それから、Rick James といえば、何かにつけ Prince と比較されていたのを思い出しますが、実際に対抗意識を燃やしていたのか、Prince が他のアーティストのプロデュースで成功すると、負けじとばかりに(?)他のアーティストのプロデュースに乗り出し、Mary Jane Girls の "In My House"、Eddie Murphy の "Party All The Time" といった全米トップ10ヒットを生み出しました(しかし、彼自身のトップ10ヒットはない・・・なんて気前がいいんだろ(笑))。

 

 

"Somebody's Watching Me" で紹介したこちらがカバーしています。

 

 

2006年全英7位。

 

そして、この曲のイントロのリフといえば、もちろんこちら。

 

 

1990年全米8位(ブラックチャートでは1位)、全英3位。さらに、オランダ、ベルギー、スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランドで1位、西ドイツ、スイス、スペイン、フィンランドで2位、アイルランドとデンマークで3位、オーストリアで5位、ノルウェーで6位、カナダで8位となり、91年のグラミー賞で最優秀R&B賞と最優秀ラップソロパフォーマンス賞を受賞。ところが、MC Hammer は無断であのリフをサンプリングしたため、Rick James から著作権侵害で訴えられます。この訴訟は、Rick James を作者としてクレジットすることで和解が成立して終了したのですが、その結果、Rick James は数百万ドルの印税を手にしたそうです(ただし、彼は、ラッパーが自分の曲をサンプリングするのを認めないことをポリシーにしていたので、もし事前に許可を求められていたら拒否しただろうと述べている)。

 

この際、"In My House" と "Party All The Time" も。

 

 

1985年全米7位(ダンスチャートでは1位)、オランダ、ベルギー(フランドル)、カナダ、ニュージーランドで6位。なお、Rick James には "Mary Jane" という曲があります(いうまでもないが、つのだ☆ひろの曲のカバーではない)。

 

 

1985年全米2位(Lionel Richie の "Say You, Say Me" によって1位獲得を阻まれたが、ミリオンセラーを記録)、ニュージーランドで3位、カナダで4位、西ドイツで9位。この曲は、Eddie Murphy に歌の才能があるかどうかについて、彼と Richard Pryor との間で10万ドルの賭けをしたことがきっかけとなって生まれたのだそうです。