で、Bruce Springsteen 自身の最大のヒット曲はこちら。

 

 

1984年全米2位(Duran Duran の "The Reflex" と Prince の "When Doves Cry" に阻まれて1位を逃した(こちらを参照))、85年全英4位、オランダ・ベルギー・カナダで1位。アメリカではミリオンセラーを記録し、Bruce はこの曲で翌85年のアカデミー賞の最優秀ロックボーカルパフォーマンス賞を受賞しました。アルバム "Born In The U.S.A." の制作がほぼ完成した段になって、プロデューサーの Jon Landau から、「キラーソングがない」と言われた Bruce は、「おれはもう70曲も書いたんだぞ。まだ要るんなら、自分でやれ」と怒りを爆発させ、それをエネルギーに変えてこの曲を一晩で書き上げたそうです(Jon Landau の思う壺にはまった?)。それから、↑のPVは、最前列の観客の女の子(当時デビューしたばかりだった女優の Courteney Cox)をステージに引っ張り上げて一緒に踊るシーンが話題となりましたが、1985年の日本公演でも同じことをやっていました(笑)。なお、Courteney Cox はこのPVの撮影のために準備された「仕込み」で、Bruce は事前に彼女をピックアップするよう指示されていたのですが、撮影のために集められたファンだと思っていて、女優であることは後で知ったとのこと。これに対し、Courteney Cox は、事前に説明を受けていなかったようで、彼女を含む数人の中から Bruce が一人をピックアップするものだと思っていて、内心では選ばれないように願っていた、と述べています。

 

 

こちらは客席から引っ張り上げたファンではなく、ボスのママと妹(「Baby Sis」)が登場する2013年ロンドンでのライヴ。

 

 

さらに Tina Turner の「Live In Japan」でのパフォーマンス。

 

 

最後は Big Daddy というコメディバンドによるオールディーズ風カバー。

 

 

1985年全英21位。