1983年全英1位(Flying Pickets の "Only You" からトップの座を奪い、Frankie Goes To Hollywood の "Relax" に取って代わられた)、アイルランドでも1位。アルバム "Pipes Of Peace" のタイトルトラックですが、意外なことに、Paul McCartney のソロ名義の曲としては現時点で唯一の全英 No.1 です(ちなみに、Paul は、Beatles のメンバーとして17曲、Wings のメンバーとして1曲、Stevie Wonder とのデュオで1曲の全英 No.1 を獲得している。また、この曲で全英1位を獲得したことにより、彼はソロ、デュオ("Ebony And Ivory")、トリオ("Mull Of Kintyre"・・・Wings は当時3人組)、カルテット(Beatles)、クインテット("Get Back"・・・クレジットは「The Beatles with Billy Preston」)の全ての編成で全英1位を獲得するという珍しい記録を達成した)。↑のPVは第一次世界大戦中の1914年のクリスマス休戦のエピソードをモチーフにしたもので、そのことからもわかるように、反戦のメッセージが込められた楽曲です。メッセージソングといえば、即 John が思い浮かびますが、Paul にもメッセージソングがあることをお忘れなく。

 

アメリカでは、この曲はシングル "So Bad" のB面でした。

 

 

1984年全米23位。Paul が全編ファルセットボイスで歌っていて、なかなかいい曲だと思うんだけど、イマイチだったな(地味すぎなのかな?)。

 

日本でも "So Bad" がA面で、"Pipes Of Peace" はB面。

 

 

アルバムのジャケット。


 

このアルバムに収録された曲の多くは、前作 "Tug Of War" と同じセッションで制作されたものである("Tug Of War" は当初2枚組とする予定だったという説もある)ことから、このアルバムは "Tug Of War" の続編という位置づけがされていますが、言葉を変えれば、"Tug Of War" に収録されなかった「残り物」を集めたものとも言え(実際、前作と比べると見劣り(聴き劣り?)する感は否めない)、そのため、"Tug Of War" が英米両国で No.1 となったのに対し、このアルバムはイギリスで4位、アメリカでは15位にとどまりました。

 

ところで、このアルバムの最大の目玉は、いうまでもなく Michael Jackson と共作・共演した "Say Say Say" ですが、MJと共作・共演した曲はもう1曲あります。