1964年全英1位(Manfred Mann の "Do Wah Diddy Diddy" に取って代わられた)・全米1位(ミリオンセラー)。さらに、オランダ、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも1位、西ドイツで2位。ご存じのとおり、同名映画のテーマソングで、タイトルは Ringo が「It's been a hard day(ハードな一日だったなあ)」と言ってから、もう暗くなっているのに気づいて(まだ昼間だと思っていたとのこと)、「... 's night!(・・・の夜)」)と付け加えたことによるものです。John が大部分を書いた曲ですが、ブリッジの「When I'm home, everything seems to be right. When I'm home, feeling you holding me tight, tight yeah.」のパートは John にはキーが高すぎるので Paul が歌っています(映像で見ると、John が Paul に合図しているのがわかるな)。

 

そして映画のトレーラー。

 

 

 

水野晴朗がつけたというこの戯けた邦題が今や完全に無視されているのは慶賀の至り。

 

こちらは米国でリリースされたサントラ盤のジャケット。

 

 

これ、国内盤は出ていなくて、35年ほど前にタワレコで輸入盤のLPを買いました(現在はCD化もされているが、国内盤は相変わらず出ていなくて輸入盤のみで入手可能)。収録曲は、"A Hard Day's Night" "Tell Me Why" "I'll Cry Instead" "I'm Happy Just To Dance With You" "I Should Have Known Better" " If I Fell" "And I Love Her" "Can't Buy Me Love" の8曲と、George Martin 編曲による "I Should Have Known Better" "And I Love Her" "Ringo's Theme (This Boy)" "A Hard Day's Night" の4曲のインストゥルメンタルナンバー。ちなみに、"I'll Cry Instead" はこちらに収録されているのがフルバージョン(英国盤(日本盤も)には短縮版が収録されている)。

 

Diana Ross & The Supremes によるカバー。

 

 

さらに Billy Joel によるカバーも。

 

 

珍しくギター。

 

最後はもちろん。

 

 

最近のツアーではこの曲がオープニングナンバー。Beatles 時代とは違い、Paul が最初から最後まで一人で歌っています(そりゃそーだ)。