1976年のアルバム "Turnstiles" に収録。シングルとしてリリースされることはありませんでしたが、数多くのアーティストによってカバーされ(Billy Joel は、Ray Charles に歌ってもらいたかったと述べている(Frank Sinatra という説も)が、Ray Charles はカバーしていない(たぶん))、今ではスタンダードナンバーとなっています。なお、Billy Joel のベストアルバム "Greatest Hits Volume I & II" に収録されたバージョンは、サックスが Phil Woods に差し替えられたものだという説が広く流布されていて、以前の記事ではその説に従ったのですが、どうやらフェイクのようなので、ここに訂正いたします。

 

 

1976年全米122位。Billy Joel がウェストコーストから故郷ニューヨークに戻ったことを自ら祝って制作したこのアルバムは、"New York State Of Mind" のほか、"Say Goodbye To Hollywood" "Prelude/Angry Young Man" "James" などの佳曲揃いで、われわれ Billy Joel ファンにとっての愛聴盤です。Billy Joel は、ニューヨークに到着した後、実際に Hudson River Line の Greyhound の路線バスに乗って(「I'm takin' a Greyhound on the Hudson River Line~♪」)自宅に向かっているときにアイディアを得て、自宅に着くやこの曲を書き上げたとのこと。

 

早くからライヴのレパートリーに取り入れられており、こちらは1977年のパフォーマンス。

 

 

若いな(笑)。

 

こちらは Chick Corea との共演。

 

 

もっと状態の良いのがあればいいのですが。

 

そして2009年のロックの殿堂25周年記念コンサートでは Bruce Springsteen と共演。