1984年全米2位(Van Halen の "Jump" に阻まれて1位獲得ならず)。カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、ノルウェーでは1位となったほか、イギリス、オーストリア、オランダ、ベルギー、西ドイツ、イタリア、スイス、スウェーデンでトップ10入り(日本ではオリコンの洋楽チャートで1位、オールジャパンポップ20で2位)するなど、世界的な大ヒットとなった Cyndi Lauper のデビュー曲にして singnature song でもあります。もともとは Robert Hazard という主にカントリー畑で活動したミュージシャンが男の目線で書いた作品ですが、Cyndi Lauper が女性目線となるように歌詞を一部書き換えたということです。歌詞はシンプルですが、その内容は、男たちと同じように、女たちだって楽しみたいのよ、と女性の団結を謳ったメッセージソング(いってみればフェミニスト宣言)。ところが、日本のレコード会社がつけた邦題は『ハイスクールはダンステリア』で、これを知った Cyndi Lauper は激怒した・・・かどうかは知りませんが、クレームをつけて(彼女は、2012年に来日した際の記者会見で、このような邦題がつけられていることを知ってレコード会社に不満を伝えたことを明かしている)、現在では原題をカタカナ表記にしたものに改められています。

 

 

親日家として知られる Cyndi Lauper だけど、さすがにこの巫山戯けた邦題には我慢ならなかったんだろうな。それにしても、邦題は愚劣極まりないのがあまりにも多いので、アーティスト本人の了解を得ているのか(というか、そもそも本人は知ってるのか)と疑問だったんだけど、やはり無断でやってたんだな(呆)。

 

Robert Hazard のオリジナル(ただしデモバージョン)はこちら。

 

 

だいぶ趣が異なるな。

 

そして、この人は "Girls Just Want To Have Lunch"(笑)

 

 

85年ごろ、ラジオを聴いていてこれが流れてきたときは吹きました。もっとも、このパロディは、Weird Al Yankovic がレコード会社から、「これを入れなければアルバム("Dare To Be Stupid")をリリースしない」と言われて渋々やったものなので、彼自身は気に入っていないとのこと。