1977年全米13位、全豪1位、オランダ、ベルギー、カナダでトップ10入り。歌詞は、共作者の Ray Kennedy が、この曲を書いていた時の恋人への想いを綴ったもの。John Waite によると、「Babys」というバンド名は、レコード会社の注意を引くためにジョークのつもりでつけた(彼らがレコード会社に売り込みを開始したときは、どのレーベルもティーンのアイドルを探していて、ロックバンドだと思しき名前だと聴いてすらもらえなかった)ということで、首尾よくレコード会社と契約できた暁には変更しようと考えていたところ、「Babys」という名前でロックをやるというミスマッチが馬鹿げていて却って面白い、ということでロンドン中にその名が広まったため、正式なグループ名として採用することにしたとのこと。

 

 

こちらは Ray Kennedy によるセルフカバー。

 

 

Babys は1979年のメンバーチェンジで加入した Jonathan Cain が翌年 Journey に引き抜かれたことなどにより、81年に解散。その後、ソロに転向した John Waite は全米 No.1 となった "Missing You" などのヒットを放ちます。そして、1987年に Journey が無期限の活動停止(一時的な解散)状態となった後、Waite と Cain は、Neil Schon(元 Journey)及び Ricky Phillips(元 Babys)らとスーパーグループ Bad English を結成(事実上、Babys の再結成といえなくもない)。その最大のヒットがこちら。

 

 

1989年全米1位、カナダでも1位、全豪4位。ロン毛に違和感(笑)。なお、バンド名の「english」とは、「ひねり」を意味するビリヤード用語(球にスピンをかけることをいうみたいだけど、おれはビリヤードはやったことがないのでよくわからん)で、メンバーがビリヤードをやっていて、John Waite がイングリッシュをやり損なったのを見た Jonathan Cain が「bad english」と評したことによるとのことです。ちなみに、Babys は2013年に再結成されて現在に至っているのですが、John Waite は参加していません。