1974年全英2位(1位は Rubettes の "Sugar Baby Love")。Bill Martin - Phil Coulter の黒幕(?)コンビが作詞作曲・プロデュースを手掛けた作品。Bill Martin は、"Da Doo Ron Ron" のような擬音語を使って曲を書こうと思い立ちます。そのとき彼の頭にあったのは、生まれ育ったグラスゴーの造船所から聞こえてくる「clang clang(カーンカーン)」という音でした。しかし、それは Judy Garland の "Trolley Song" とカブってしまう・・・そこで思いついたのが「shang-a-lang」というフレーズだったということです。このタイトルは翌75年に放映されたローラーズのTV番組のタイトルにもなり、この曲は番組のテーマソングとして使われました(上の映像は同番組のもの)。ということで、この曲の邦題『ベイ・シティ・ローラーズのテーマ』はまあ、許容範囲ではあります。
しかし、シングルがリリースされた際につけられていた最初の邦題は...。
ベタすぎるテキトーな邦題もさることながら、いつの写真使ってんだよ(笑)。まあ、当時はこーゆーいい加減なことが珍しくなかったんだけど(西ドイツ盤やオランダ盤のシングルでも同じ顔触れの写真(↑の写真とは異なる)が使われている。ちなみに、写っているのは、Alan、Derek、Eric、Nobby Clark (Leslie の前任)、John Devine (Woody の前任))。なお、画像はこちらから拝借しました。
さて、こちらのスコットランド出身の兄弟デュオによるカバー。
かなりオリジナルに忠実ですが、それもそのはず、彼らをプロデュースしたのは Stuart Wood (よーするに Woody)。
というわけで、この曲もカバー。
オーディエンスもちゃんと「S-A-T-U-R-D-A-Y Night!」やってますね(笑)。
まだあります(笑)。
映像のクオリティはかなり微妙(?)ですが、冒頭で Woody のビデオメッセージが流れることと、なによりコスチュームがモロ、ローラーズ(笑)なので。
ちなみに、この曲と "Shang-A-Lang" を収録した彼らのデビューアルバム "The MacDonald Brothers" は2007年にスコットランドのチャートで1位(全英チャートでは18位)を獲得したそうです(ちなみに、"Saturday Night" はセカンドアルバム "The World Outside" に収録)。
なお、TV番組 "Shang-A-Lang" は1975年に全21回(クリスマス特番を含む)が放映され、そのうちいくつかが YouTube にアップされています。