1980年全英7位、全米1位(Diana Ross の "Upside Down" に取って代わってトップに立ち、Barbra Streisand の "Woman In Love" にその座を奪われた。なお、ソウルチャートとディスコチャートでは2位-これはイギリスのロックバンドとしては極めて異例)。さらに、スペインとカナダで1位、アイルランド、ベルギー、西ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、オーストラリア、ニュージーランドでトップ10入りした世界的大ヒット。売上枚数は、アメリカとイギリスでそれぞれ100万枚を超え、前世界では700万枚を超えるとのことです。Queen の地味男くん(失礼)こと John Deacon が Chic の "Good Times" (特にベースライン)にインスパイアされて作ったナンバー(Bernard Edwards は、「あの Queen のレコードは、あのベースプレーヤーがおれたちのスタジオにしばらく入り浸っていて、それでできたんだ」と、名前が出てこなくて「あれ」、「あれ」を連発する中年のおっさんみたいなコメント(笑)を残しています)。John 自身はしょーもない曲だと思っていたそうですが、Freddie がいーじゃん!と誉めて、レコーディングすることとなったということです(ただし、Roger はディスコ色が強すぎるといって難色を示したとの説も)。そして、Queen のファンで友人でもあった Michael Jackson がこの曲を聴いて、絶対1位になるから、とシングルカットするよう彼らに進言したことはご存じのとおり。そして、MJ の予言どおり、Queen にとって2曲目(にして最後)の全米 No.1 となりました。そういうわけで、前回の "Crazy Little Thing Called Love" とこの曲が No.1 となった1980年が、アメリカでの Queen 人気がピークを迎えた年であるということになるでしょう(70年代からの Queen ファンとしてはちょっと遅かったな、という感じ-当時日本での人気は既にだいぶ落ち着いていたように記憶する)。しかし、それ以降は人気が下降し、この曲が最後のトップ10ヒットとなっています(泣)。

 

 

すげー邦題だな(A面もB面も)。

 

ライヴバージョンも。

 

 

Weird Al Yankovic のは "Another One Rides The Bus" (笑)。

 

 

1981年全米104位。満員のバスに乗ってたら、バス停に停まるたびにどんどん人が乗ってきて、更衣室みてーに汗くせー・・・耳にエルボー喰らった・・・財布がどっかに行っちまった・・・これじゃ降りられねーぞ!という悪夢のような状況(笑)。早口で聞き取れないので歌詞入りの画像にしました。なお、Brian May は、「"Another One Bites The Dust" のカバーはいろんなのがあるけど、特に、アメリカの『マッド・アル』とかいうヤツの "Another One Rides The Bus" はメチャクチャおもしろいね。笑えるぜ」と、面白がっていたようです(どーでもいいけど、名前まちがえんなよ)。ちなみに邦題は『遅刻へ道づれ』(ダジャレ大会か!)。

 

というわけで、今話題の映画『ボヘミアン・ラプソディ』に便乗して(笑)クイーンネタ2連発でした。

 

 

今日は命日。 R.I.P. Freddie