映画『スター誕生』のテーマソングで1977年全米1位(Eagles の "New Kid In Town" から1位の座を奪い、Daryl Hall and John Oates の "Rich Girl" にその座を譲った。なお、アダルトコンテンポラリーチャートでも1位となって、ミリオンセラーを記録)、全英3位、カナダで1位となり、さらにアカデミー賞歌曲賞とグラミー賞最優秀楽曲賞も受賞した名曲。"The Way We Were" と並ぶ Barbra Streisand の代表曲ですが、実は私、映画は見てないし、特に彼女のファンというわけでもないのですが、この曲、異常に好きなんです(好きすぎて却ってカラオケで歌えないほど(笑))。この曲は Barbra Streisand が作曲したもので(作詞は Paul Williams)、彼女は1970年代に入り自作曲を歌う女性シンガーが増えてきたことに刺激されて自分でも曲作りを始めたものの初めはなかなかうまくいかなかったのですが、そんなある日、ギターがうまく弾けないのに嫌気がさしてコードを使って遊んでいたところ、「a star is born」ならぬ「a song is born」と相成りました。そして、映画のコンサートシーンの撮影の際、炎天下での長時間の撮影に苛立って騒ぎ出した観客役のエキストラを宥めるために彼女がこの曲を歌ったところ大喝采を浴びたことで自信をつけたということです。

 

 

ライヴバージョンも。

 

 

この曲は Barbra Streisand のイメージが強すぎるのか、名曲である割に意外とカバーされていません("The Way We Were" は結構あるのに)。こちらは Luther Vandross によるカバー。