George Harrison がLSDの体験から得たインスピレーションを基に書いたナンバー。Eric Clapton Band を引き連れて行われた1991年の来日公演ではこの曲がオープニングナンバーでした("I wanna tell you ~♪" って歌ってるのね)。このアルバム "Live In Japan" は彼にとって唯一のライヴアルバムで、日本ではそこそこ売れたのですが、アメリカでは126位にとどまり、イギリスではチャートインすら果たせなかったのは残念。当時、私はほとんどジャズばかり聴いていたためか、そもそも George が来日したことすら記憶になく(Clapton と一緒だったんだから行かなかったとしても憶えてないはずないんだけど・・・もっとも、John や Paul と比べると George に対する関心は、当時も今も薄いことは否めない)、このアルバムを聴いたのも随分あとになってからですが、この曲がオープニングというのにはかなり意表を衝かれました(Paul の2013年のツアーのオープニングが "Eight Days A Week" だったのと同じくらい。ああ、そーいえばどっちもフェードインで始まるな)。また、このときの日本公演では、"Something" や "While My Guitar Gently Weeps" といった超有名曲だけでなく、"Old Brown Shoe" とか "Piggies" とかいったマニアックな Beatles 時代のナンバーも演ってくれたし、なにより彼にとって最後の日本公演だったので、それを逃したのは痛恨の一語に尽きます(泣)。

 

こちらは大阪公演の模様のようです。

 

 

 

当時のポスターですが、「二度と見られない・・・最初で最後の公演?」などと煽るから本当にそうなっちゃったじゃないか。書いたヤツは責任取れ(怒)。

 

気を取り直して、Ted Nugent がこの曲をカバーしています。

 

 

1979年のアルバム "State Of Shock" からシングルカットされ、Billboard 誌はこれがアルバムのセールスに貢献するだろうと予想したのですが・・・結果はというと、アルバムは全米18位とまずまずの成績を収めたものの、シングルはチャートインを果たせず見事にコケました。

 

そして Grateful Dead によるカバー。

 

 

オリジナルはこのほどリリースされた "Revolver Special Editions" の「2022 Mix」を。

 

 

周知のとおり、"Revolver" には George の曲が3曲収められています。当初は、George の曲はそれまでと同様に2曲("Taxman" と "Love You To")だけの予定でしたが、John が曲を書けなかったため、その穴を埋めるために George の曲をもう1曲入れることとなり、レコーディングされたもの(最初に George が持ってきたのは "Isn't It A Pity" だったが、John が却下したという説もある)。