本記事は、2017年12月に投稿した記事の改訂版です。

 

 

1981年全米1位(Diana Ross & Lionel Richie の "Endless Love" を引きずり降ろしてトップとなり、Daryl Hall & John Oates の "Private Eyes" にその座を譲った。なお、アダルトコンテンポラリーチャートでも1位となり、ミリオンセラー)、全英7位。さらに、ノルウェーでも1位、アイルランド、スイス、イタリア、カナダ、ニュージーランドでトップ10入り(日本では、オリコンの洋楽チャートとオールジャパンポップ20で1位)。Dudley Moore と Liza Minnelli が主演した映画『Arthur(邦題はミスター・アーサー)』(例によって未見)の主題歌で、アカデミー賞最優秀主題歌賞を受賞しました。初めて Christopher Cross の歌声を聴いたときは(覆面(?)歌手だったこともあり)てっきりウェストコーストのさわやか系のおにーさんだと思ってたんだけど、出てきたのがもっさりしたテキサンのおっさんだったのでイナバウアー並みにのけぞって腰を痛めちまったぞ(とはいえ、フレッド・ブロンソン『ビルボード・ナンバー1・ヒット』の「HOT100チャートのトップにのぼりつめた中で一番の醜男を自認するクリストファー・クロス」っていうのはあんまりだ(笑))。

 

 

映画の舞台がニューヨークなのと、歌詞の中に「When you get caught between the moon and New York City」という一節があることからつけられた邦題だと思うけど、いかにも安直やな。なお、この一節は、深夜にニューヨークに到着する飛行機に乗っていた Peter Allen(Liza Minnelli の元夫でこの曲の作者の一人)が、ジョン・F・ケネディ空港への着陸待機中に思いつき、Carole Bayer Sager と共作した別の曲に使ったもので、Bayer Sager が、Burt Bacharach と Christopher Cross とこの曲を書くにあたり Allen から許可をもらって入れたのだそうです(そのため、Allen も作者の一人としてクレジットされている)。 

 

その Peter Allen との共演。

 

 

さらに、Dudley Moore との共演も。

 

 

Dudley Moore は、ピアノトリオのジャズアルバムをリリースしているほどの腕前。 

 

こちらは1999年のライヴの映像。

 

 

歌声とルックスのギャップが一段と・・・(笑)。

 

カバーはまず Barry Manilow。

 

 

そして、Rumer も。