昨日取り上げた "Run Runaway" のケルト風サウンドを聴いていたら思い出してしまいました。

 

 

1983年全英・全米とも17位、カナダで3位、オーストラリアで7位。Big Country はスコットランド出身のバンドで、この曲はケルト風のなんとも大らかなサウンドが印象に残りました。彼らはイギリスでは4曲のトップ10ヒットを放っているのですが、アメリカではこれが唯一のトップ40ヒットなので、今では完全に一発屋扱いされています。私も、この曲が収録されたアルバム "The Crossing" を今は懐かしの(笑)「貸しレコード屋」で借りてカセットテープにダビングした記憶はあるのですが、この曲以外は早送りしてほとんど聴かなったようで全く覚えていません。

 

そして1983年のケルト風のヒット曲といえば、なんといってもこちら。

 

 

1982年全英1位(Irene Cara の "Fame" を蹴落として1位となり、Survivor の "Eye Of The Tiger" にその座を奪われたが、ミリオンセラーを記録)、83年全米1位。さらに、アイルランド、ベルギー、スイス、オーストラリア、ニュージーランドでも1位、フランス、オランダ、西ドイツ、オーストリア、カナダでトップ10入りしたワールドワイドな大ヒット。こちらはフィドル(バイオリン)が大きくフィーチャーされるなどケルト色がより濃いものとなっています。彼らも、イギリスではこの曲の他に3曲のトップ10ヒット(うち1曲("Geno")は No.1)があるのですが、アメリカではこれが唯一のトップ40ヒットなので、完全に一発屋扱いです。この曲が収録されたアルバム "Too-Rye-Ay" も貸しレコード屋で借りてカセットテープにダビングしましたが、こちらは早送りせずによく聴きました・・・と、ここまで書いてきてふと思い出したのですが、なぜかこの曲のシングル持っていたなと思って、探してみたらまだありました(特別好きだったわけでもないのになんで買ったんだろう?)。

 

(画像はアマゾンから拝借)

 

なお、この曲は "Billie Jean" を引きずりおろしてトップの座に就いたのですが、"Beat It" によってわずか1週間でその座から追われてしまいました(もしこの曲が1位にならず Michael Jackson が2曲立て続けで No.1 を獲得していたら1964年の Beatles 以来の記録となっていた)。