Duran Duran の "Save A Prayer" は彼らのセカンドアルバム "Rio" からシングルカットされて1982年に全英2位(1位は Survivor の "Eye Of The Tiger")の大ヒットとなりました。アメリカでは当初シングル化されなかったのですが、↑のPVが人気を博したことで、サードアルバム "Seven And The Ragged Tiger" 発表後の1985年にシングルとしてリリースされて最高位16位を記録しました。なお、Simon Le Bon によると、コーラスの構成は、Gordon Lightfoot の "If You Could Read My Mind" をベースにしたとのこと。

 

 

この曲の邦題は『セイヴ・ア・プレイヤー』-なんだ、原題をカタカナ表記しただけじゃないか、と思われそうですが、見事に間違っていますね(笑)。ここで「save a prayer」とは「祈りの言葉はとっておいて(今は口にしないで)」という意味であり、「prayer」は「祈り」という意味なのでその発音は「プレア」となります。これを「プレイヤー」と発音すると「祈る人」という意味になり、そうすると「祈る人を救え」という、全く違う意味になってしまいます(別に宗教的迫害を受けているわけではないんだけど)。この違い、高校で習うと思うのですが(本当に邦題が嫌いなんだな(呆)。でも、嫌味が過ぎるぞ)。

 

こちらは Live Aid でのパフォーマンス。

 

 

前年(1984年)の日本公演でも演りました。

 

さらに、Bob Moses によるカバー。

 

 

ところで、この曲のイントロのシンセサイザーのリフ、こちらと似てるかな?

 

 

ラジオ日本の『全米トップ40』人気コーナー「Joke Box」で紹介されたネタです。