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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
ECB理事会とは
欧州中央銀行(ECB)最高の意思決定機関。ユーロ圏の統一的な金融政策を決定する。6週間毎に開催され、役員会メンバー6名(総裁、副総裁、理事4名)とユーロ圏の中銀総裁19名の計25名で構成される。
5日に、ユーロ通貨圏の金融政策を話し合う「ECB理事会」が開催されます。
協議後に政策金利が公表され、その後ラガルドECB総裁による会見が行われます。
前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。
▼前回会合
2025/4/17会合
トランプ政権による相互関税発動が警戒され、ECBは6会合連続での利下げを決めました。
インフレ抑制の進展を確認、景気下支えの観点から緩和策拡大を決定しました。
世界的な貿易摩擦が、ユーロ圏のインフレ見通しにさらなる不確実性をもたらすことが警戒されました。
▼今会合のポイント
昨夜公表されたユーロ圏消費者物価指数[前年比]は1.9%、ついに2%を割り込みました。
6月会合での利下げを後押しする結果となり、7会合連続の利下げが確実視されています。
米国による関税政策が不透明であることから、ECBによる金融政策は物価抑制から景気下支えへとシフトしてきました。
専門家は、今会合プラス9月会合で利下げを完了し、ターミナルレートは1.75%で落ち着くとの見方が優勢です。
次回7月24日会合以降の見通しについて、なんらかのヒントが得られるのかがポイントです。
相互関税発表後のドル安を受けて、ユーロドルは一時1.1574まで上昇しました。
2021年11月以来の水準で、ウクライナ侵攻以前の水準です。
いかにドルが売られたのかがよく分かりますが、主要通貨のなかで唯一利下げが期待されることから、昨夜のユーロドルは上昇が一服しています。
右軸:ファンド買い越し(枚)
売り越しだった対ユーロのファンドポジションは、3月に買い越しに転じました。
8万枚近くに膨れ上がっているファンドの買い越しですが、イベント通過によるポジション解消が警戒されます。
左軸:NY金(ドル) 右軸:ユーロドル
NY金は引き続きユーロに連れる動き、ドルの代替として共に買われる動きです。
ECB理事会による声明は日本時間5日21時15分、ラガルド総裁会見は21時45分です。
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