米CPIを受け、米債利回り大幅に低下 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

▼注目経済指標

・英消費者物価指数[前年比]2.5%(予想2.6%  前回2.6%)
・ユーロ圏鉱工業生産[前月比]0.2%(予想0.2%  前回0.2%)
・米MBA住宅ローン申請指数33.3%(前回-3.7%)
・米消費者物価指数[前月比]0.4%(予想0.4%  前回0.3%)
・米消費者物価指数[前年比]2.9%(予想2.9%  前回2.7%)
・米消費者物価指数[コア][前月比]0.2%(予想0.3%  前回0.3%)
・米消費者物価指数[コア][前年比]3.2%(予想3.3%  前回3.3%)
・米NY連銀製造業景気指数-12.6(予想3.0  前回2.1)
・EIA原油在庫  原油196.2万バレル減  クッシング76.5万バレル増

 

▼ニュース、要人発言

住宅価格高騰、NY地区の最大の課題=ウィリアムズ米連銀総裁

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は14日、住宅価格の高騰を同地区が直面する最大の経済問題に挙げた、同総裁は短いスピーチの中で「住宅に関しては、需要が供給をはるかに上回っていることがコスト高につながり、地域経済が潜在能力を発揮する能力を制限している」と述べた、さらに「住宅需要を満たすことは、持続的な経済の繁栄を達成する上で極めて重要だ」とした、金融政策の見通しについては触れなかった(ロイター)

中国碧桂園の23年決算は1784億元赤字 20日に清算申し立て訴訟審理

一部債権者から清算申し立て訴訟を起こされている中国不動産大手、碧桂園が14日、公表を延期していた2023年通期決算と暫定の24年通期決算見込みを明らかにした、23年は純損益が1784億元の赤字、24年1-6月は128億元の赤字と報告、24年通期は、利益率の改善や販売管理費用の減少などから、赤字額が489億元に縮小するという(ロイター)

米SEC、マスク氏を提訴 ツイッター株取得の開示遅れで

米証券取引委員会(SEC)は14日、2022年3月にツイッターの普通株の5%超を取得したことを適時に開示しなかったとして、イーロン・マスク氏を提訴した(ロイター)

アルゼンチン中銀、ペソ切り下げペースダウンへ-インフレの安定受け

アルゼンチン中央銀行は14日、対ドルで通貨ペソを切り下げるペースを月1%に落とすと発表した、2月に開始する、最新のインフレデータを受け、政策変更が可能になった(ブルームバーグ)

尹大統領を拘束、韓国の現職では初めて 捜査当局が発表

韓国の捜査当局は15日午前、内乱の疑いで尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に出されている拘束令状を執行し、尹氏を拘束した、当局が発表した、今月3日にも拘束を試みたが、大統領警護庁が阻んだため、この日早朝から改めて令状執行に乗り出していた、現職大統領の拘束は韓国では初めて(BBC)

来週会合で利上げ行うか判断、米政策や春闘モメンタム次第-日銀総裁

日本銀行の植田和男総裁は15日、来週の金融政策決定会合で米国の政策や春闘の賃金動向などを精査した上で、利上げを行うかどうかを判断する考えを表明した、総裁発言を受けて、同会合での利上げ観測がさらに強まりそうだ(ブルームバーグ)

ユーロ圏の家計、消費拡大の可能性=レーンECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストであるレーン専務理事は15日、ユーロ圏の家計は今年貯蓄を減らし、可処分所得の消費を増やす可能性が高いという見通しを示した、ただ、この変化は緩やかなものにとどまる見込みという(ロイター)

デフレ脱却へ適切な政策運営期待、次回日銀会合を注視=加藤財務相

加藤勝信財務相は15日、デフレ脱却に向け、日銀に適切な金融政策運営を期待していると述べた、23-24日の金融政策決定会合での議論を注視する考えも示した、日本記者クラブで語った(ロイター)

英国、12月インフレが予想外に鈍化-市場は今年2回の利下げ織り込み

英国のインフレ率は昨年12月に、予想に反して3カ月ぶりに低下した、来月のイングランド銀行(英中央銀行)の利下げへの期待が強まった、政府統計局(ONS)が15日発表した12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.5%上昇と、11月の2.6%上昇から伸びが鈍化した(ブルームバーグ)

インドネシア中銀、0.25%利下げ 成長支援へ予想外の緩和再開

インドネシア中央銀行は15日、予想に反して政策金利を引き下げた、通貨ルピア安懸念にもかかわらず、経済成長を支えるために金融緩和を再開した、主要政策金利の7日物リバースレポ金利を25bp引き下げ、5.75%とした(ロイター)

ECB、利下げ継続の公算 リスクには慎重に対応へ=副総裁

欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は15日、インフレが予想通り緩和すれば利下げを継続するが、貿易摩擦や債務懸念などのリスクに直面した場合は慎重に対応する必要があるとの認識を示した(ロイター)

ユーロ圏鉱工業生産、11月は前月比+0.2% 前年比-1.9%

欧州連合(EU)統計局が15日発表した2024年11月のユーロ圏鉱工業生産指数は前月比0.2%上昇した、主に耐久消費財の生産などが拡大し、10月と同様の伸びとなった、 一方、前年比では1.9%低下、パンデミック(コロナ大流行)前の水準を大きく下回ったままだ(ロイター)

独GDP、第4四半期速報は0.1%減 年間は2年連続マイナス成長

ドイツ連邦統計庁が15日発表した2024年の国内総生産(GDP)は、市場予想通り0.2%縮小した、2年連続のマイナス成長となり、ユーロ圏内で景気が最も低迷している(ロイター)

ECB金利、夏までに2%に引き下げるのが妥当-仏中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)はインフレとの闘いに事実上勝利したため、夏までに政策金利を2%に引き下げるのが妥当だと、政策委員会メンバーのビルロワドガローフランス中銀総裁が述べた(ブルームバーグ)

ルーマニア中銀

政策金利を現行の6.50%に据え置く事を決定した

米CPI、12月は前年比2.9%上昇に加速 インフレ依然高止まり

米労働省が15日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年比2.9%上昇した、伸びは前月の2.7%から加速し、インフレの高止まりを示した(ロイター)

NY連銀総裁「金融政策はデータ次第」、政府巡る不確実性で

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は115日、今後の金融政策は経済データ次第であるとの考えを示した、政府の政策変更などにより連邦準備理事会(FRB)は大きな不確実性に直面しているとした(ロイター)

インフレ鎮静化の進展を予測、軟着陸に楽観的=米シカゴ連銀総裁

米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は15日、インフレ率は依然として米連邦準備理事会(FRB)の2%目標に向けて前進していると確信しており、特に住宅関連インフレの最近の緩和に勇気づけられると述べた、また、2025年の米経済のソフトランディング(軟着陸)継続に楽観的であると述べた(ロイター)

米CPI、インフレ圧力緩和継続を示唆=リッチモンド連銀総裁

米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は15日、朝方発表された2024年12月の米消費者物価指数(CPI)が物価上昇圧力の緩和継続を示唆したとし、「インフレは目標に向け鈍化している」という認識を示した(ロイター)

米地区連銀報告:経済活動「わずかに、ないし緩やかに」上向いた

米地区連銀経済報告(ベージュブック)は、ホリデーシーズンの力強い販売に支えられて、昨年11月下旬と12月に全米で経済活動が「わずかに、ないし緩やかに」上向いたと指摘した、連邦準備制度理事会(FRB)が15日公表した(ブルームバーグ)

イスラエルとハマス、ガザ停戦で合意 19日に発効

イスラエルとイスラム組織ハマスが15日、パレスチナ自治区ガザでの停戦で合意した、当局者によると、合意には当初6週間の停戦やイスラエル軍の段階的撤退、ハマスが拘束している人質解放などが含まれるもよう、バイデン米大統領はホワイトハウスで会見し、合意を確認した(ロイター)

米ファンドのダルトン、フジHDに調査を要求 中居さん騒動巡り

タレントの中居正広さんに関する騒動を巡り、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツはフジ・メディア・ホールディングスに対し第三者委員会を設置して調査するよう求めた、ダルトンの関連会社、ライジング・サン・マネジメントが14日付で書簡を送った、書簡は、中居さんを巡る騒動はエンターテインメント業界全体の問題であるだけでなく、フジHDのコーポレートガバナンスに深刻な欠陥があることを露呈していると指摘、外部の専門家による委員会を迅速に立ち上げ、事実関係を明らかにし、再発防止策を取るよう求めている(ロイター)

 

東京前営業日比

 

01/15 15:45

01/16 7:00

円換算

ドル円

157.35

156.38

-0.97

NY金

2,697.22

2,722.55

38

NY白金

947.20

948.75

-24

(時間は東京タイム)

 

昨日の東京タイムで植田日銀総裁は、1月会合での利上げを示唆。
ドル円は158円レベルから下落に転じましたが、NY朝方に公表された米CPI受けて一時155円93銭を記録しています。
米コア指数がインフレ鈍化を示唆しており、米債利回りが大きく低下したことによるものです。
本日は米小売売上高に加えて、ベッセント次期財務長官の公聴会も予定されており、ドル高イベントとして警戒されます。

 

▼株式

ダウ:43,221.55ドル(+703.27)

ナス:19,511.23(+466.84)

 

 

米債利回りの低下が株価を支え、ダウは大幅高です。

 

▼債券

米10年債利回り:4.653%(-0.139)
実質金利:2.220%(-0.102)
期待インフレ率:2.433%(-0.030)

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

01/13

2,678.60

2.325

01/14

2,682.30

2.322

01/15

2,717.80

2.220

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:期待インフレ率(%)

 

米長期債利回りが特に低下、利回り格差が縮小しました。

 

▼原油

NY原油2月物は、2.54ドル高の80.04ドルにて終了。

 

 

引き続き供給リスクが意識されたほか、ドル安や株高も追い風となりました。

 

▼金

NY金2月物は、35.50ドル高の2,717.80ドルにて終了。

今朝の国内金は、変わらずの13,645円で終了しています。

 

 

米CPIを受けて米債利回りが急低下、NY金市場をサポートしました。

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:信託金残高(トン)

 

SPDR:874.53トン(変わらず)

 

▼白金

NY白金4月物は、3.90ドル安の945.50ドルにて終了。

今朝の国内白金は、28円安の4,668円で終了しています。

 

 

パラは24ドル高となり、白金価格を上回りました。

 

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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