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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
▼投機筋ポジション
昨日実施された日銀金融政策決定会合や植田日銀総裁による「1ノッチ」発言を受け、市場ではドル買い円売りが進みました。
昨夜のドル円は日本時間今朝1時過ぎに、今年7月19日以来となる157円82銭まで上昇。
トランプ氏当選以降の高値156円75銭を更新しました。
やっかいなのはこのときとは異なり、投機筋は現在「円買い」ポジションです。
右軸:投機玉買い越し(上下逆注意)
ピーク時には20万枚近い売り越しだった投機筋ポジションでしたが、最新10日時点の中身は25,752枚「円買い越し」です。
もちろん現在は大急ぎで円を売っていると思われますが、「円買い」ポジションでも150円を維持していたドル円相場は、ある意味ファンダメンタルズに則った「まっとうな」水準であると言わざるを得ないでしょう。
このままドル買いが進展すると、来年3月には「1ドル=170円」といった声も聞かれ始めています。
▼神田ライン
一方でFOMCが終了した19日午前4時(日本時間)から約21時間で、ドル円相場は3円20銭円安が進行しています。
今月3日に安値148円63銭を記録後、ドル円は一貫して上昇しています。
特に6日の米雇用統計以降、ドル円相場は150円台に定着しています。
ここで注目されるのが、「神田ライン」です。
今年4月25日、ブルームバーグは3月の神田発言を紹介し、その後市場も「神田ライン」として注目しています。
「2週間で4%」が神田ラインとして意識され、12月6日「150円」から起算すると156円が基準となります。
円買いポジションだった投機筋が一転売り越しになったと思われ、日米中銀政策金利発表が重なった19日の取引では、かなりのドル買い円売りが出たと考えられます。
また本日は加藤財務相、三村財務官によるけん制発言が聞かれ、ドル円上昇は一服しています。
これから年末を迎えるにあたり、特にクリスマス前後は市場参加者が少なくなります。
日本当局が円買い介入を実施する場合、市場が閑散とするタイミングが狙われる可能性がありますので、どうぞご注意ください。
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