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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
来月5日に予定されている米大統領選挙まで残り1カ月を切りましたが、両候補者に対する支持がかなり拮抗しており、「勝負の10月」となります。
過去の米大統領選を振り返っても、10月が運命の分かれ目となったケースもあります。
▼イランアメリカ大使館人質事件
有名なケースとして、「イランアメリカ大使館人質事件」が挙げられます。
イラン革命により、パフラヴィー皇帝はアメリカに亡命。
革命政府によるパフラヴィー皇帝引き渡し要求をアメリカが拒否したため、イスラム法学校の学生らがアメリカ大使館を占拠しました。
事件発生は1979年11月でしたが、翌80年には米大統領選挙が予定されていました。
現職は民主党のカーター氏で、当時カリフォルニア州知事だったレーガン氏が挑む構図。
ここでレーガン陣営が使った言葉が、「オクトーバー・サプライズ」でした。
選挙戦終盤、劣勢だったカーター陣営による大使館事件の政治的利用をレーガン陣営が警戒、「オクトーバー・サプライズ」と表現しました。
事件解決は1981年1月20日ですが、この日は米大統領就任日でした。
就任したのはレーガン氏、カーター氏は救出作戦(鷹の爪作戦)に失敗したため人気が急降下、結果レーガン氏に破れました。
なお「オクトーバー・サプライズ」は元々、デパートの秋季セールの宣伝文句だったそうです(読売新聞)。
▼ハリケーン「サンディ」
2012年10月、米東部をハリケーン「サンディ」が襲いました。
2012年10月22日に発生し、31日に消滅した「サンディ」でしたが、2001年発生「オルガ」に次ぎ史上2番目の大きさで、ハリケーンによる死者は233人にのぼりました。
このとき現職大統領だったオバマ氏は、11月6日の大統領選で圧勝しました。
日本でも、コロナ禍での知事選で同様の現象が見られました。
▼メール問題
【ヒラリーメール問題】選挙は「下駄を履くまで分からない」でもご紹介いたしました。
2016年米大統領選は11月8日に予定されていましたが、民主党ヒラリー氏と共和党トランプ氏の対決になりました。
このとき問題となったのが、ヒラリー氏のメール問題。
公務に私用アドレスを使用したことが問題視されました。
いったんは下火になったものの、投票日2週間前にFBIは急遽「メール問題」を見直すと発表。
これによりヒラリー氏不利となっていたものの、投票日前々日には一転「問題なし」の判断が下されました。
形成は逆転し、投票日当日の出口調査でも圧倒的にヒラリー氏有利と見られました。
結果はトランプ氏勝利でしたが、ヒラリー氏メール問題を巡る当局の動きは「オクトーバー・サプライズ」の例として注目されました。
▼2024年大統領選
今回はトランプ氏暗殺未遂やバイデン氏撤退など、例年以上に「オクトーバー・サプライズ」が警戒されそうです。
投票まで1カ月を切っており、誹謗中傷を含めた世論動向や両陣営の対応などに注意が必要となります。
米大統領選挙は、11月5日(火)です。
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