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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
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▼注目経済指標
・日本法人季報設備投資[前年比]7.4%(予想10.0% 前回6.8%)
・中国財新メディア製造業PMI50.4(予想50.0 前回49.8)
・独製造業PMI42.4(予想42.1 前回42.1)
・ユーロ圏製造業PMI45.8(予想45.6 前回45.6)
・英製造業PMI52.5(予想52.5 前回52.5)
▼ニュース、要人発言
経常利益4〜6月、過去最大35兆円 歴史的円安が追い風
財務省が2日発表した4〜6月期の法人企業統計によると、全産業(金融・保険を除く)の経常利益は前年同期比13.2%増の35兆7680億円だった、6四半期連続のプラスで、四半期ベースでは過去最高額となった、製造業では輸送用機械が、非製造業ではサービス業が伸びをけん引した(日本経済新聞)
4-6月法人統計は設備投資7.4%増、13期連続プラス
財務省が2日発表した法人企業統計(速報値)によると、4-6月期の全産業(金融・保険を除く)の設備投資は13四半期連続でプラスとなった、伸び率は前期(6.8%増)から拡大した(ブルームバーグ)
中国不動産万科、上期は11億ドルの赤字 現金収支は改善見通し
中国不動産開発大手の万科企業は30日、上半期のコア損失が76億元(10億7000万ドル)となり、初の赤字となったと発表した、ただ、第2四半期はキャッシュフロー(現金収支)が黒字に転換したと明らかにした、今年残りの期間もキャッシュフローが黒字を維持すると予想しており、追加資金を調達するため19のプロジェクトを売却または分離するための協議を行っていると説明した(ロイター)
財新中国製造業PMI、8月は50.4に上昇 予想上回る
財新/S&Pグローバルが2日発表した8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.4と、前月の49.8から上昇し、アナリスト予想の50.0を上回った、新規受注の好調で景況拡大・縮小の分かれ目となる50を上回った(ロイター)
韓国製造業PMI、8月は51.9に加速 生産は3年超ぶり高水準
S&Pグローバルが2日発表した8月の韓国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、51.9となり、7月の51.4から上昇した、海外需要の減速にもかかわらず、生産は3年超ぶりペースで拡大した、景気拡大・縮小の分かれ目となる50を4カ月連続で上回った(ロイター)
香港財閥系の新世界発展が20年ぶり通期赤字へ、不動産不況－株14％安
香港不動産市場の低迷が続き、財閥系の開発会社、新世界発展への影響が大きくなっている、2日の香港株式市場で、同社の株価は一時14%下げた、新世界発展は先月30日遅く、2024年6月通期業績について、最大200億香港ドル(約3750億円)の赤字となったもようだと発表した、通期赤字に陥れば20年ぶりとなる(ブルームバーグ)
中国、新たな半導体規制巡り日本に報復を警告－関係者
中国は日本政府に対し、中国企業への半導体製造装置の販売および関連サービスの提供をさらに制限すれば、厳しい経済的報復措置を講じると示唆している、米国は中国を先端半導体テクノロジーから遠ざける戦略で日本など同盟国に歩調を合わせるよう求めているが、そうした取り組みは複雑さを増している、事情に詳しい複数の関係者によると、中国高官は日本側と最近行った数回の会合で、こうしたスタンスを繰り返し説明してきたという(ブルームバーグ)
ECB、景気見通し巡り対立深まる 利下げ議論に影響も＝関係筋
欧州中央銀行(ECB)の政策当局者らは景気見通しを巡ってますます意見が対立しており、複数の関係筋によると、景気後退を懸念する向きもあれば、長引くインフレ圧力に注目する向きもあり、今後数カ月にわたって利下げ議論に影響を与える可能性がある(ロイター)
インド製造業PMI、8月は57.5 3カ月ぶり低水準
S&Pグローバルがまとめた8月のインド製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は57.5と、3カ月ぶりの低水準だった、需要が大幅に鈍化した、速報値は57.9、７月は58.1だった、好不況の分かれ目となる50は2021年7月以降、上回っている(ロイター)
独製造業PMI、8月改定42.4に低下 受注がさらに減少
ドイツの8月のHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は42.4と、前月の43.2から低下した、速報値の42.1から上方改定されたものの、好不況の分かれ目となる50を下回り続けている(ロイター)
ユーロ圏製造業PMI、8月改定45.8 需要急減
S&Pグローバルがまとめた8月のユーロ圏のHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.8と、好不況の分かれ目となる50を引き続き下回った、需要の減少ペースは今年最大で、回復にはしばらく時間がかかる可能性がある(ロイター)
英製造業PMI、8月改定は52.5で2年余りぶり高水準 内需が堅調
S&Pグローバル/CIPSが2日発表した8月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.5で、7月の52.1から上昇し、2022年6月以来の高水準となった、速報値と変わらなかった、輸出の落ち込みを内需が補った(ロイター)
ショルツ政権、25年総選挙に逆風 極右に初の第1党許す
欧州の経済大国ドイツでショルツ政権への逆風がやまない、ザクセン州など1日投開票の東部2州議会選挙は、ショルツ氏率いる国政与党のドイツ社会民主党(SPD)が惨敗した、チューリンゲン州では移民排斥を掲げる極右政党が第1党を獲得し、2025年秋の総選挙に向けて不透明感が強まった(日本経済新聞)
ロシア製造業PMI、8月は52.1 13カ月ぶり低水準
S&Pグローバルが2日発表した8月のロシア製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.1と、前月の53.6から低下し、13カ月ぶりの低水準となった、生産、新規受注、雇用の増加ペースが鈍化した、好不況の分かれ目となる50は上回った(ロイター)
VWがドイツ国内工場の閉鎖検討、実施なら史上初－コスト削減で
ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)は、一段のコスト削減を目指し、ドイツ国内の工場閉鎖を検討している、実際に国内工場閉鎖となればVWとしては初めてで、ショルツ政権にとって新たな打撃となりそうだ(ブルームバーグ)
8月デリバティブ売買高45%増 市場乱高下で取引活発に
大阪取引所と東京商品取引所が2日発表した8月のデリバティブ(金融派生商品)売買高は、全商品合計で前年同月比45%増の4772万9219枚(枚は取引単位)と、8月として過去最高となった、日銀の7月末の利上げや米国の景気後退懸念などに伴い株式市場が乱高下し、リスクヘッジ(回避)などの動きが強まった(日本経済新聞)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
中国不動産不況を背景としたリスク回避の高まりから、ドル円はアジアタイムには一時145円78銭まで下落しました。
しかし欧州タイムに入ると各製造業PMIを受け、リスク回避ムードは一服。
欧州通貨買い戻しが優勢となり、クロス円が大きく上昇しました。
欧州午後に、ドル円は一時147円18銭まで上昇しています。
▼株式
「レイバーデー」のため休場
▼債券
「レイバーデー」のため休場
▼原油
「レイバーデー」のため休場
▼金
「レイバーデー」のため休場。
今朝の国内金は、51円高の11,839円で終了しています。
2,570ドルを捉えるのか、2,500ドルを割り込むのか、次の動きが待たれます。
▼白金
「レイバーデー」のため休場。
今朝の国内白金は、33円高の4,394円で終了しています。
中国市況を警戒し下押しの場面も見られましたが、欧州タイムでは一服しています。
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