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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
(「JSCCホームページ」より)
今週月曜日、金の証拠金が1枚=350,000円から、708,000円へと引き上げられました。
TOCOM時代も含めて、過去最高の証拠金となりました。
これまでの最高は384,000円、コロナパンデミック中だった2020年8月17〜21日に適用された証拠金です。
高額な証拠金がネックとなり、当時の取組は4万4千枚へと減少しました。
しかし9月に入ると、取組は増加に転じています。
直接的な要因となったのが、9月14日からの「証拠金引き下げ」でした。
9月11日まで378,000円だった証拠金は、14日から252,000円へと大きく引き下げられました。
引き下げ措置により取組は増加しましたが、そのほとんどは「個人買い」でした。
左軸:JPX金(円) 右軸:個人投資家買い(枚)
8月末時点で21,343枚だった個人投資家の買い玉は、証拠金引き下げによりピーク時には34,242枚にまで増えています。
証拠金減額を機に個人が買い玉を増やし、その後も下落場面でさらに買い玉を増やたことが分かります。
左軸:JPX金(円) 右軸:証拠金(円)
本日夕方に来週の証拠金が公表されますが、どの程度減額されるのか大変注目されます。
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