米大統領選前FOMC | 浪風谷本

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今日、明日と7月FOMC会合が開催されますが、その次の会合は9月17、18日です。
さらに次の会合は11月5、6日となりますが、11月5日に米大統領選が予定されていることから、9月会合が大統領選前最後のFOMC会合となります。
まずは、これまでの「大統領選前会合」をご紹介いたします。

▼2020年

大統領選は11月3日、選挙前最後のFOMCは9月15、16日でした。
今回と同じケースですが、当時はコロナパンデミックの最中であったため、むしろ債券購入増額を求める声が聞かれました。
FF金利は、0.00-0.25%に据え置かれました。

▼2016年

大統領選は11月8日、選挙前最後のFOMCは11月1、2日でした。
前年2015年12月会合にて、ゼロ金利を解除しています。
選挙前会合ではFF金利を0.25-0.50%に据え置き、その次の2016年12月会合で25bp利上げを行っています。

▼2012年

大統領選は11月6日、選挙前最後のFOMCは10月23、24日でした。
リーマンショック後のゼロ金利政策が続くなか、一部からはゼロ金利解除やQE縮小議論の声が聞かれたものの、結局はすべての政策が据え置かれました。
オバマ2期目の選挙だったため、特に忖度もなかったようです。

▼2008年

大統領選は11月4日、選挙前最後のFOMC会合は10月28、29日でした。
リーマンショックの年に、オバマが共和党候補マケインに大差をつけて勝利しました。
選挙前会合でFRBは50bpの利下げを行い、さらに年末会合でゼロ金利としました。

選挙前会合で政策を変更したケースは、ここ最近では2008年「リーマンショック」の年のみで、以降3回連続で政策は据え置かれています。
明日のFOMC会合では9月会合での利下げサインが盛り込まれるとの見通しですが、トランプ氏が待ったをかけています。
 

トランプ氏、ドル高は「大きな問題」 FRB、選挙前利下げ回避を
11月の米大統領選の共和党候補に指名されたトランプ前大統領は、16日配信の米ブルームバーグ通信のインタビューで、米国がドル高により「大きな問題を抱えている」と述べた。
連邦準備制度理事会(FRB)に対しては、選挙前に利下げを行わないよう求めた。
トランプ氏は、足元の外国為替相場に関し「対ドルでの円安や人民元安がはなはだしい」と指摘。米国の輸出企業にとって「すさまじい負担だ」との懸念を示した。その上で、米国製自動車の輸入が進まず、対米貿易黒字を抱える日本に対し「不作法だ」と不満を漏らした。
また、選挙前の利下げ決定について「やってはならないと分かっていることだ」とFRBをけん制した。利下げは景気を押し上げ、再選を目指す現職のバイデン大統領に有利に働く可能性がある。市場ではFRBが9月の金融政策会合で、利下げを決めるとの観測が強まっている。(17日付時事通信)

 

オバマ第2期のようにある程度選挙の行方が分かっている場合は問題なさそうですが、今回のように接戦となることが予想される場合は、政策変更を加えにくい可能性があります。
下手に9月会合での利下げを煽ってしまった場合、トランプ氏や共和党から批判されるリスクがあります。
それでもFRBは9月利下げを示唆するのか。
またしてもパウエル議長は頭を悩ませることになりそうです。
 

 

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