【ドル円急騰】介入か、報道か… | 浪風谷本

浪風谷本

次の10年へ

応援よろしくお願いいたします。

下矢印下矢印下矢印

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

 

お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表
)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

▼注目経済指標

・英消費者物価指数[前年比]2.0%(予想1.9%  前回2.0%)
・ユーロ圏消費者物価指数[前年比]2.5%(予想2.5%  前回2.5%)
・米MBA住宅ローン申請指数3.9%(前回-0.2%)
・米住宅着工件数135.3万件(予想130.0万件  前回131.4万件)
・米建設許可件数144.6万件(予想140.0万件  前回139.9万件)
・米鉱工業生産[前月比]0.6%(予想0.3%  前回0.7%)
・EIA原油在庫  原油487万バレル減  クッシング87.5万バレル減

 

▼ニュース、要人発言

米、対中半導体規制で貿易ルール厳格化を検討 同盟国に伝達=報道
バイデン米政権は、東京エレクトロンやオランダのASMLなどの企業が中国に半導体最先端技術へのアクセスを提供し続けた場合、最も厳しい対中貿易制限を課すことを検討していると同盟国に伝えた、ブルームバーグが関係者の話として16日に報じた(ロイター)
トランプ氏、財務長官にJPモルガンCEO検討 再選時
米共和党のトランプ前大統領は米ブルームバーグ通信のインタビューで、11月の大統領選で勝利すれば財務長官に米銀大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)の起用を検討すると表明した(日本経済新聞)
ウォール街のエコノミスト、今月のFOMCで利下げ必要と相次ぎ指摘
ウォール街では、米金融当局が政策金利を20年ぶりの高水準に引き上げた後、利下げへの転換に時間がかかり過ぎていると警告するエコノミストが増えている、過去3カ月のインフレデータが鈍化を示したことに加え、米国の経済成長が減速し失業率が上昇していることから、今月末の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利下げに踏み切るべきだとの声が上がっている(ブルームバーグ)
金、国内外で最高値更新 米利下げ期待拡大で資金流入
金(ゴールド)価格の上昇が国内外で止まらない、17日、国内の地金商最大手の田中貴金属工業が公表した小売価格が最高値をつけた、国際指標となるニューヨーク先物(中心限月)が16日に最高値を2カ月ぶりに更新、米利下げ期待の拡大を背景に国際相場で金価格が上昇し、国内価格にも波及した(日本経済新聞)
トランプ氏「台湾は防衛費払うべき」、TSMC株が急落
米大統領選共和党候補のトランプ前大統領が「台湾は防衛費を支払うべきだ」と述べたことが伝わり、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の株価が17日の取引で3%超下落している(ロイター)
ASML7.7%急落、7-9月見通し期待に届かず-対中規制強化も不安
オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングは、欧州時間17日午前の取引で、株価が一時7.7%急落し、2022年10月以来の大幅安となった、7-9月(第3四半期)の売上高見通しが期待に届かなかったことや、対中輸出のさらに厳しい制限措置を巡る報道に圧迫された(ブルームバーグ)
英CPI、6月は前年比+2.0%で横ばい 利下げ観測後退
英国立統計局(ONS)が17日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.0%上昇し、伸び率は5月から横ばいとなった、ロイターの調査では1.9%へと小幅に鈍化すると予想されていた、基調的な物価上昇圧力は依然として強く、イングランド銀行(英中央銀行)が来月、2020年以来の利下げに踏み切るとの観測が後退した(ロイター)
インドネシア中銀、政策金利据え置き 第4四半期の利下げに含み
インドネシア中央銀行は17日、主要政策金利の7日物リバースレポ金利を6.25%に据え置くことを決めた、現在の金利水準は、インフレ抑制とルピア相場の変動を管理するための取り組みと整合的だとした(ロイター)
ポンドが1.30ドルに上昇、1年ぶり-英中銀の8月利下げ可能性後退で
17日の外国為替市場で、ポンドが1年ぶりに1.30ドル台に上昇した、英国のインフレデータで基調的物価の上昇圧力が根強いことが明らかになり、イングランド銀行(英中央銀行)が来月も金利を据え置くとの見方をトレーダーが強めた(ブルームバーグ)
円、156円台前半に上昇 日米要人から円安けん制相次ぐ
日米両国の要人から円安・ドル高をけん制する発言が相次ぎ、ドル売り・円買い圧力が強まっている、17日の外国為替市場で、対ドルの円相場が上昇し、一時1ドル=156円台前半を付けた、政府・日銀が為替介入に踏み切ったとみられる12日につけた157円30銭台を上回り、6月中旬以来、1カ月ぶりの円高水準となった(日本経済新聞)
ドル円は156円前半に下落、日米両サイドから材料
欧州時間に入ってドル/円は下げ足を速め、一時156.10円に下落した、足元ではやや下げ渋り、156円台半ばを推移している、市場では「為替介入とはみていない、トランプ前米大統領の発言と河野太郎デジタル相の発言を受けて、ドル売りと円買いが両側面で強まった」と、外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長はみている(ロイター)
円が1%余り上昇、河野大臣の利上げ要求で全面高-156円台前半
17日の外国為替市場の円相場は対ドルで1%余り上昇、円安是正のため日本銀行の利上げを要求した河野太郎デジタル相のインタビュー記事をきっかけに、海外投資家を中心に円売りポジションを巻き戻す動きが強まり、円が全面高となっている(ブルームバーグ)
トランプ氏「選挙前に利下げを行うべきではない」
米国のトランプ前大統領は16日に公表されたブルームバーグ通信のインタビューで、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策について、「政策金利を維持する必要がある」と述べた、選挙前に利下げを行うべきではないとの認識を示した(読売新聞)
為替介入、今後も辞さず 回数や頻度制限なし、神田財務官
財務省の国際部門トップを務める神田真人財務官は17日、共同通信のインタビューに応じ、歴史的な円安ドル高水準となっている外国為替市場の円相場について「投機による過度な変動があれば、私としては適切に対応していくしかない」と今後も為替介入を辞さない姿勢を強調した(共同通信)
ウォラーFRB理事、利下げが可能になる地点に「近づきつつある」
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は、経済は利下げが可能になる地点に近づきつつあるとの認識を示した、ただインフレが持続的な低下軌道にあることを示す「証左をもう少し」確認したいと示唆した(ブルームバーグ)
NY連銀総裁、インフレ低下さらに多くのデータで確認したい-WSJ
米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、過去数カ月のインフレデータは心強い内容だが、一段の進展を確認する必要があるとの認識を示した(ブルームバーグ)
米労働市場なお逼迫、ディスインフレは拡大=リッチモンド連銀総裁
米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は17日、雇用市場は減速しつつあるものの、一部の部門では依然として人手不足で、全体としてはなお逼迫しているという認識を示した、ただ、「過度にタイトというわけではないようだ」とも述べた(ロイター)
独、ウクライナへの軍事援助を半減へ G7融資で工面可能と判断
ドイツが来年、ウクライナへの軍事援助を半減させることが分かった、ロイターが入手した2025年度予算案によると、ウクライナ支援は40億ユーロ(43億5000万ドル)に削減される予定、24年は約80億ユーロだった(ロイター)
バイデン氏の民主党大統領候補の正式指名、8月に入るまで実施せず
ミネソタ州のワルツ知事と民主党全国大会の運営委員長リア・ドートリー氏は、代議員宛ての書簡で、民主党は正式指名のプロセスを8月後半にシカゴで開催される民主党全国大会ではなく、オンライン形式で進める考えだとしつつ、代議員投票が7月中に行われることはないと記した(ブルームバーグ)
米地区連銀経済報告:経済はわずかに拡大-物価は総じて緩慢な伸び
米連邦準備制度理事会(FRB)が17日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、米経済が7-9月(第3四半期)に向けてわずかなペースで拡大したと指摘した、ただ活動の横ばいや低下を報告した地区も一部で見られた(ブルームバーグ)

NY外為市場=円、一時156.09円に急伸 新たな介入観測広がる
ニューヨーク外為市場では円が対ドルで急伸し、日本当局が新たな介入に踏み切ったとの観測が広がった、終盤の取引で、ドルは対円で156.25円、一時、6月12日以来の安値となる156.09円に沈んだ(ロイター)
 

東京前営業日比

 

07/17 15:15

07/18 6:00

円換算

ドル円

158.01

156.16

-1.85

NY金

2,470.00

2,463.00

-175

NY白金

1,013.95

1,009.65

-81

(時間は東京タイム)

 

週明けの市場を支配した「トランプ・トレード」はダウを除いて一服、対中半導体規制などが意識されています。
欧州タイムのポンドをはじめとした欧州通貨高により、ドル安が進行。
ユーロドルは、1.09台前半でしっかり推移しています。
今晩は、ECB理事会が予定されています。
なお昨夜の円急騰については介入の有無も議論されていますが、河野氏やトランプ氏、神田財務官による発言が相次いだことも要因の一つでしょう。

 

▼株式

ダウ:41,198.08ドル(+243.60)

ナス:17,996.93(-512.41)

 

 

対中半導体規制が意識され、ハイテク株は大きく下落しました。

 

▼債券

米10年債利回り:4.156%(-0.002)
実質金利:1.893%(+0.005)
期待インフレ率:2.263%(-0.002)

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

07/15

2,428.90

1.952

07/16

2,467.80

1.888

07/17

2,459.90

1.893

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:期待インフレ率(%)

 

週明けから続いたトランプ・トレードは一服、債券市場の動きは限定的でした。

 

▼原油

NY原油8月物は、2.09ドル高の82.85ドルにて終了。

 

 

ダウは堅調推移、中東リスク後退の一服もあり、NY原油は80ドル割れから大幅反発です。

 

▼金

NY金8月物は、7.90ドル安の2,459.90ドルにて終了。

今朝の国内金は、162円安の12,400円で終了しています。

 

 

NY本取引開始後に最高値を更新、その後は買いが続かず上昇は一服しました。

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:信託金残高(トン)

 

SPDR:842.02トン(変わらず)

 

▼白金

NY白金10月物は、3.40ドル安の1,008.10ドルにて終了。

今朝の国内白金は、54円安の5,060円で終了しています。

 

 

欧州タイム以降のドル安を背景にNY白金は一時1,042ドルまで上昇したものの、前回同様1,050ドルトライに失敗しました。

 

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

 

お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

「浪風谷本」メール会員募集のお知らせ

「浪風谷本」では、メール会員を募集しています。

その日の市況や相場見通しを「会員メール」として1カ月間、無料でお送りいたします。

メールの受信は、PCでもスマートフォンでもけっこうです。

期間内は相場相談も受け付けておりますので、お気軽にどうぞ。

 

手紙メール会員お申し込みはこちら(Gmail)手紙

手紙こちらはヤフーメール、「メールアドレス」「お名前」「ご連絡先」をご明記のうえどうぞ手紙

 

※携帯、スマホへショートメールをお送りいたしますので、ご返信いただくことにより本登録とさせていただきます。

 

メール会員にご登録いただきますと、1カ月間最新の相場情報を無料でお届けいたします。

まずはお役に立てるかどうか、お試しください。

よろしくお願いいたします。