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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
▼注目経済指標
・ユーロ圏鉱工業生産[前月比]-0.1%(予想0.2% 前回0.5%)
・米生産者物価指数[前月比]-0.2%(予想0.1% 前回0.5%)
・米新規失業保険申請件数24.2万件(予想22.5万件 前回22.9万件)
▼ニュース、要人発言
メキシコ中銀、ペソのボラティリティー「極端」になれば介入も－総裁
メキシコ銀行(中央銀行)のロドリゲス総裁は12日、為替市場のボラティリティーが「極端」になった場合、秩序を回復するために介入する可能性があると述べた(ブルームバーグ)
ヒズボラ、イスラエルに最多のロケット弾 幹部殺害で報復
レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは12日、イスラエル軍による空爆で現場司令官が死亡したことへの報復として、イスラエルをロケット弾で攻撃した、昨年10月に国境付近で交戦が始まって以降、1日として最多のロケット弾を発射した(ロイター)
外貨準備のユーロ比率、23年は20%に低下 ドル・円上昇＝ECB
欧州中央銀行(ECB)は12日公表した報告書で、2023年の外貨準備に占めるユーロの比率が20%と、1%ポイント低下したと発表した、公的な外貨準備管理機関は約1000億ユーロのユーロ資産を売り越したという、「対照的にドル、円、他の非伝統的な準備通貨の比率が上昇した」とし、「特に公的投資家による円建て準備資産の購入が見られたが、これは円安を相殺する狙いがあったと思われる」と分析した(ロイター)
モスクワ取引所でドルとユーロの取引停止、米の対ロ追加制裁受け
ロシア最大の取引所であるモスクワ取引所は12日、米国の新たな対ロシア制裁を受け、ドル建てとユーロ建ての取引を停止した、米政府はこの日、ロシアがウクライナ戦争を維持するための資金や物資の流れの遮断を目的とした新たな制裁措置を発表、中国などの第三国を含む300を超える個人や団体を対象とした(ロイター)
司法長官が「議会侮辱」 野党共和主導で決議―米下院
米下院は12日、ガーランド司法長官を議会侮辱罪で訴追するよう求める決議を賛成216票、反対207票の賛成多数で可決した、下院で過半数を握る野党共和党は、バイデン大統領の事情聴取の音声データ提出をガーランド氏が拒否したことについて、侮辱罪に当たると主張した(時事通信)
韓国当局、空売り禁止措置延長を示唆－違法取引の罰則強化を計画
韓国当局は13日、違法な株式空売り取引の罰則強化を計画していると表明するとともに、今月末で終了する株式の空売り禁止措置の延長を示唆した(ブルームバーグ)
中国国有企業に損失、ロシアから買い入れた銅が行方不明－関係者
中国国有の商品トレーダー、物産中大集団がロシアから買い入れた約2000万ドル(約31億円)相当の銅が中国の港に到着せず、浙江省に本社を置く同社が損失を被っている、事情に詳しい関係者が明らかにした(ブルームバーグ)
台湾中銀、政策金利を2%に据え置き－預金準備率は25bp引き上げ
台湾の中央銀行は13日、政策金利を据え置いた、インフレ懸念が後退し、景気見通しが引き続き堅調であることを踏まえた、一方、市中銀行の預金準備率は25bp引き上げた、不動産市場への資金流入減速に寄与するとし、不動産購入に関する幾つかの規制を導入した(ブルームバーグ)
G7がロシア凍結資産活用で合意、ウクライナに500億ドル支援へ
主要7カ国(G7)はウクライナに約500億ドル(約7兆8640億円)の新たな支援を提供する仕組みで合意した(ブルームバーグ)
英労働党、政権公約を発表 経済・エネルギー政策が軸
英国の最大野党労働党は13日、総選挙に向けマニフェスト(政権公約)を発表した、英メディアによると、経済安定化や電力公社創設などのクリーンエネルギー政策を軸に「英国再建」を訴える、労働党は世論調査で与党保守党を大きくリードしており、14年ぶりの政権交代が濃厚となっている(共同通信)
米新規失業保険申請、1.3万件増の24.2万件 10カ月ぶり高水準
米労働省が13日に発表した6月8日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万3000件増の24万2000件と、10カ月ぶりの高水準となり、労働市場の緩和が示された、ロイターがまとめたエコノミスト予想は22万5000件だった(ロイター)
米PPI、5月は前月比で予想外の低下－前年比やコアも減速
５月の米生産者物価指数(PPI)は前月比で予想外に低下、昨年10月以来、7カ月ぶりの大幅な落ち込みとなり、インフレ抑制への米金融当局の自信を強める新たな材料となった、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIは、前月比横ばい、市場予想は0.3%上昇だった、前年同月比では2.3%上昇、予想は2.5%上昇だった
米労働市場、幾分落ち着く コロナ禍前と似た状況に＝財務長官
イエレン米財務長官は13日、米雇用情勢はコロナ禍前と似た状況になりつつあり、上昇ペースが鈍化している賃金はインフレに対する脅威ではないという認識を示した(ロイター)
日朝が5月中旬に秘密接触か モンゴルでと韓国紙 首脳会談模索も
韓国紙、中央日報は13日、日本と北朝鮮の関係者が5月中旬にモンゴルの首都ウランバートル付近で接触したと複数の消息筋の話として報じた、日本からは政治家を含む代表団が出席し、北朝鮮は情報機関、偵察総局の関係者ら3人を送ったとしている、日朝首脳会談に前向きな日本側に対し、北朝鮮が「経済・外交的な突破口」を模索しているとの見方を伝えた(産経新聞)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
昨夜公表された米PPIを受け、ドル円は瞬間に156円59銭まで下落。
ユーロドルも1.08台前半まで上昇したものの、次第にリスク回避ムードが高まったため、ドル買い戻しへとシフトしました。
ユーロドルは現在1.07台中盤へ下落、ドル円は157円を回復しています。
本日は日銀金融政策の発表が予定されています。
▼株式
ダウ：38,647.10ドル(-65.11)
ナス：17,667.56(+59.12)
欧州株式市場からの下げは一服、ナスダックは史上最高値を更新しました。
▼債券
米10年債利回り：4.246%(-0.070)
実質金利：2.036%(-0.049)
期待インフレ率：2.210%(-0.023)
(過去3営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
左軸：NY金(ドル) 右軸：期待インフレ率(%)
米PPIを受け、債券は買い戻されました。
▼原油
NY原油7月物は、0.12ドル高の78.62ドルにて終了。
OPECショックの下げを取り戻し、需給の引き締まりを背景にしっかりです。
▼金
NY金8月物は、36.80ドル安の2,318.00ドルにて終了。
今朝の国内金は、39円安の11,670円で終了しています。
FOMC後の流れに加えリスク回避的なドル高により、NY金は上値を抑えられました。
SPDR：829.34トン(-1.44トン)
▼白金
NY白金7月物は、16.40ドル安の954.60ドルにて終了。
今朝の国内白金は、18円高の4,815円で終了しています。
ドル高や中国株式市場の下落から、NY白金は一時950ドルを割り込みました。
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