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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
▼注目経済指標
・英ILO失業率[四半期]4.4%(予想4.3% 前回4.3%)
▼ニュース、要人発言
欧州委員長続投へ調整開始 親EUで「多数派形成」
9日開票された欧州連合(EU)欧州議会選で親EU勢力が過半数を維持し、執行機関トップのフォンデアライエン欧州委員長は10日、秋以降の2期目続投に向けた調整を本格化させた、ベルリンで記者会見し、1期目と同様に親EU3会派で多数派を形成する考えを示した(共同通信)
中長期的な財政信認確保へ「健全化努力が重要」＝鈴木財務相
鈴木俊一財務相は11日、中長期的な財政の信認を確保していく上で「健全化に向けた努力が重要」との認識を示した、同日午前の閣議後会見で語った(ロイター)
中堅デベロッパーの徳信中国に清算命令、銀行が申し立て－香港裁判所
中国の中堅デベロッパー、徳信中国が香港での会社更生を巡る訴訟で敗訴し、裁判所から清算命令を11日受けた、徳信中国が発行した元本3億5000万ドル(約550億円)の社債(表面利率9.95％、2022年償還)不払いについて、中国建設銀行(アジア)が申し立てを行ってからわずか3カ月後に、裁判所が清算命令を下した(ブルームバーグ)
ビットコイン さらなる下落に警戒感 市場はCPIとFRB議長の会見に注目
ビットコインは6月11日のアジア圏の取引時間中に6万8000ドルを下回った、さらなる価格下落に対する警戒感も出ている(コインテレグラフ)
英失業率が上昇、賃金の伸びも鈍化－インフレ圧力和らぐ兆し
英国の失業率は予想外に上昇し、過去2年半余りで最高となった、一方、民間部門では賃上げ圧力が弱まり、インフレ圧力が和らいでいることが示された(ブルームバーグ)
フランス債が2020年以来の大幅下落、マクロン氏辞任観測も拍車
11日の欧州債市場で、フランス債が続落、マクロン大統領の総選挙実施決定で、同国の経済と政治見通しに対する投資家の信頼は揺らぎ続けている、フランス10年債利回りは一時10bp上昇して3.32%となり、2日間での上昇としては2020年3月以降で最大となる勢い、同年限のドイツ債とのスプレッドは9bp拡大して65bpと、終値のデータで2020年以来の大きさとなった(ブルームバーグ)
中国国有銀がドル売り、約7カ月ぶりの元安水準受け＝関係筋
複数の関係者によると、人民元の急激な下落を防ぐため、中国国有銀行が11日の外国為替国内スポット市場で元買い/ドル売りを実施した(ロイター)
停戦巡る安保理決議、ハマス幹部が受け入れ表明 希望の兆しと米長官
パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの幹部は11日、国連安全保障理事会(安保理)の停戦決議を受け入れ、詳細について交渉する用意があると表明した、イスラエルに決議を順守させるのは米国の責任だと主張した(ロイター)
マクロン仏大統領が辞任の可能性協議と一部報道、関係者は否定
フランスのマクロン大統領が辞任の可能性を議論したと同国のラジオ局が伝えたが、大統領に近い関係者は否定した、近く行われる総選挙で結果が思わしくない場合、マクロン氏が辞任する可能性を話し合ったと、ヨーロッパ1ラジオが先に報じていた(ブルームバーグ)
フランス議会の解散総選挙、格付けにマイナス＝ムーディーズ
格付け会社ムーディーズは、フランス議会の解散総選挙は財政再建に対するリスクを高めるとして、同国の信用格付けにマイナスとの見解を示した、ムーディーズのフランスの格付けは「Aa2」で、フィッチとS&Pグローバルよりも1段階高い、マクロン大統領は先週末の欧州議会選挙で極右政党が躍進したことを受けて、国民議会(下院)の解散を発表した(ロイター)
ECB、今後の利下げ急ぐべきでも遅らせるべきでもない－仏中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁は、先週の利下げ開始が「明白な方向性」を示した後、将来の利下げは急ぐべきでも遅らせるべきでもないとの考えを示した(ブルームバーグ)
中国乗用車販売、5月は前年比で2カ月連続減 輸出は前月比-9%
中国乗用車協会(CPCA)が11日発表した5月の乗用車総販売台数は前年同月比2.2%減の172万台だった、4月の5.8%減に続き2カ月連続のマイナスとなる(ロイター)
24年世界成長率2.6%に上方修正、世銀 米が好調 日本は引き下げ
世界銀行は11日、最新の世界経済見通しで、2024年の世界経済成長伸び見通しを2.6%とし、1月時点の予測から0.2%ポイント上方修正した、好調な米国が主導し、3年連続での成長率縮小を回避する見通し(ロイター)
バイデン氏次男に有罪評決、銃所持など 大統領の子で初
バイデン米大統領の次男ハンター氏が銃を不法に購入・所持した罪に問われた裁判で、東部デラウェア州の連邦地裁の陪審団は11日、3件の罪状すべてについて有罪の評決を下した、米メディアが報じた、現職大統領の子供が刑事事件で有罪評決を受けたのは初めてという(日本経済新聞)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
今晩はいよいよ米CPI、そしてFOMCによる政策金利の発表が行われます。
ブルームバーグはFOMC後としては過去1年間で最大のボラティリティが警戒されているとし、注意が必要でしょう。
市場は今のところCPIのやや軟化、FOMCでは1回ないしは2回の年内利下げをコンセンサスとしています。
昨夜の米債券市場ではやや利回り低下、為替市場では前日に続きポンド高ドル高の動きでした。
本日はまず、日本時間10時半に公表される中国CPI、PPIが警戒されます。
▼株式
ダウ：38,747.42ドル(-120.62)
ナス：17,343.55(+151.02)
イベント前の調整が見られましたが終盤は下げ幅を縮小、7.2%上昇したアップルが相場を牽引しました。
▼債券
米10年債利回り：4.398%(-0.069)
実質金利：2.113%(-0.044)
期待インフレ率：2.285%(-0.023)
(過去3営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
左軸：NY金(ドル) 右軸：期待インフレ率(%)
今晩のイベントを前に、債券市場では買い戻しが見られました。
▼原油
NY原油7月物は、0.16ドル高の77.90ドルにて終了。
動きは限定的だったものの、前日までの上昇が維持されました。
▼金
NY金8月物は、0.40ドル安の2,326.60ドルにて終了。
今朝の国内金は、65円高の11,725円で終了しています。
東京タイムでは中国市況やビットコイン下落などから、一時2,314ドルまで下落しました。
SPDR：830.78トン(-4.89トン)
▼白金
NY白金7月物は、17.80ドル安の958.90ドルにて終了。
今朝の国内白金は、14円安の4,845円で終了しています。
パラジウムは20ドル下落、ついに900ドルを割り込みました。
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