応援よろしくお願いいたします。
お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
ダウが史上初めて4万ドルを突破しました。
高金利という環境下でも米経済は力強く、米株式市場はしっかり推移しています。
お約束の時間です。
昨年米国で映画化され話題となった「ゲームストップ株」などに代表される、それまで見向きもされなかった株が、SNSなどで話題となり急伸する場面がコロナ禍で見られました。
そして先週、ゲームストップ株の仕掛け人であるキース・ギル氏によるXへの投稿をきっかけに、ミーム株が再び動意付きました。
13日は前日比74%、14日は60%と上昇しましたが、その後19%、30%、19%下落し、結局は上昇前の水準に戻っています。
このように今まで見向きもされなかった株が急騰急落を演じ始めたことから、市場への警鐘が聞かれました。
記事によると、MLIVパルス調査に回答した230人の多くが、これを株式市場全体にとって明るい兆しとみることには懐疑的であるとのことです。
スティーブ・ソスニック氏(インタラクティブ・ブローカーズ・チーフストラテジスト)
「株式にすでにある程度高揚感がなければ、このようなミーム銘柄の急騰は見られなかっただろう」
ダウが史上初めて4万ドルに乗せるなどマーケットに高揚感があるため、ミーム銘柄が動意付いたとの見解をソスニック氏は示しています。
実際に今回のミーム株急騰はわずか数日で終わっており、前回2021年と比べると小規模な動きです。
記事の中で専門家は、2021年と比べ「個人投資家がそこまでヒマではないこと」「市場参加者がプロ化していること」を挙げ、ミーム株急騰後の急落について「健全であることの表れ」としています。
前回はミーム銘柄の上昇がさらに相場をけん引しましたが、今回はそうなり得ないとの見通しで、米株ピークが近いと指摘しています。
▼景気後退
今月3日に公表された米国失業率は3.9%、徐々に上昇しています。
過去12カ月の平均は3.75%ですが、4.25%を越えると景気後退のサインとして警戒されます。
先月17日「【ECRI、サーム・ルール】景気後退が意識される」にてご紹介したサーム・ルールですが、失業率の上ブレから再び注目されています。
▼ヒンデンブルグ・オーメン
最後に、もっとも有名な株価下落のサインとして有名な「ヒンデンブルグ・オーメン」をご紹介いたします。
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船がヒンデンブルグ号ですが、この悲劇になぞられて米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナルを「ヒンデンブルグ・オーメン」と言います。
盲目の物理数学者であるジム・ミーカ(Jim Miekka)が独自の研究で理論を発表しましたが、アナリストにより固有の条件が幾つも付与されたり、また条件の修正もしばしば起きるため信憑性にはやや疑問もあります。
とはいえ点灯した場合は1ヶ月以内に、「77%の確率で株価は5%以上下落」「パニック売りとなる可能性は41%」「重大なクラッシュとなる可能性は24%」と算出されるなど警戒が必要なサインです。
1985年以降の株式相場暴落の際は、いずれの場合もヒンデンブルグ・オーメンが確認されています。
ヒンデンブルグ・オーメンが点灯する条件は諸説ありますが、下記の4条件が一般的です。
一度点灯すると30営業日は有効、点灯した場合はすぐにご報告いたします。
お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
「浪風谷本」メール会員募集のお知らせ
メール会員にご登録いただきますと、1カ月間最新の相場情報を無料でお届けいたします。
まずはお役に立てるかどうか、お試しください。
よろしくお願いいたします。