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▼スーパーサーズデー

日本時間今夜8時、イングランド銀行が政策金利を公表します。
特に今回は「政策金利」「議事録」「四半期経済報告」「総裁会見」が重なる「スーパーサーズデー」となるため、市場は注視しています。
FRBの利下げに対する慎重姿勢とは対照的に、英中銀は利下げへ舵を切り始めています。

 

英中銀総裁の利下げ方針、FRB議長とは一線画す公算-9日政策決定

イングランド銀行(英中央銀行)は、今夏に利下げする方針かどうかについて、より明確なシグナルを向こう1週間に示す可能性がある。

9日の金融政策決定に先立ちベイリー英中銀総裁は、英国のインフレ低下の進展を示す「強力な証拠」に言及しており、消費者物価上昇圧力が再燃する米国と英国との間に一線を画している。

エコノミストの間では英中銀は政策金利を16年ぶりの高水準である5.25%に据え置くとの見方が大勢。政策当局が6月あるいは8月を利下げ開始の機会と見るのか、そのヒントに投資家は注視するだろう。

予想を上回る強いインフレ・データが発表されたことで、トレーダーは英利下げ開始時期の予想を9月まで先送りし、完全に織り込まれた年内利下げの回数は1回のみとなっている。

しかし、4月にベイリー総裁とラムズデン副総裁がハト派的トーンに転じたことで、一部エコノミストは英利下げ開始時期は米金融当局よりも欧州中央銀行(ECB)が行動する時期に近い可能性があると受け止めている。ECBは6月に行動すると広く予想されているが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は金融緩和のスケジュールの提示を避けている。

ベイリー総裁は、今後発表される4月の英インフレ率が目標の2%に近い水準に低下すると予想しているが、金融政策委員会(MPC)メンバーの一部は依然として基調的な物価上昇圧力を懸念している。(5月5日付ブルームバーグ)


英消費者物価指数は今月22日に公表されますが、ベイリー総裁はインフレ鈍化見通しを唱えており、早ければ6月会合(6月20日)での利下げを視野に入れています。
MPC(Monetary Policy Committee)は総裁、副総裁を含め9名で構成されていますが、タカ派メンバーも2〜3名いるため、各委員による票の行方にも注目が集まります。

▼先んじて利下げに走ったスイス
 
今年3月、主要5通貨のうち「スイス」がサプライズ的に利下げに転じたことが話題となりました。
 

スイス中銀が予想外の利下げ、ECBとFRBに先んじる

スイス国立銀行(中央銀行)は21日、予想に反し政策金利を0.25ポイント引き下げた。通貨フランの上昇を抑えることを視野に、世界の他の中銀に先駆けて利下げに踏み切った。

中銀は政策金利を1.5%に引き下げた。頻繁に取引される10大通貨の中銀の中で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が沈静化してから初めての利下げを実施した。大半のエコノミストは、少なくとも6月までは据え置かれると予測していた。

発表を受けてフランは急落し、ドルに対して一時1.2%下落した。

ヨルダン総裁率いる中銀は21日の声明で「過去2年半のインフレとの闘いが奏功したため、金融緩和が可能となった」と説明した。中銀は消費者物価の見通しを下方修正。2026年末まで1.5%を上回ることはないと予想した。(3月21日付ブルームバーグ)

 

 

1.75%だった政策金利を据え置くとの予想が圧倒的でしたが、スイス国立銀行は9年ぶりの利下げを発表しました。

日銀、FRB、ECB、イングランドそしてスイス国立銀行のなかで、いち早く利下げに転じたことから、市場ではドル高スイスフラン安が進みました。

前日はFOMC明けということで304円高でしたが、「スイスショック」を受けた翌日のJPX金は126円安10,592円で終了しました。

 

▼ポンド

 

 

先週のFOMC、米雇用統計を経て、今週月曜日には1.295まで戻したポンドドルでしたが、ドル安一服の流れからポンドは再び下値を模索し始めています。

 

コロナショック中の2021年12月会合より利上げに転じた英政策金利でしたが、昨年8月会合をもって利上げは打ち止め。

現在の政策金利は5.25%にまで引き上がっています。

仮に利下げに転じるとなると、コロナショックが始まった2020年3月会合以来となります。

イングランド銀行による歴史的な政策転換局面を迎えつつあるため、今夜のMPCには注意が必要となります。

 

MPC政策金利の発表は、日本時間今晩20時となります。

 

 

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