タカ派発言相次ぎ、ドル高が続く | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

▼注目経済指標

・独鉱工業生産[前月比]-0.4%(予想-0.6%  前回1.7%)
・米MBA住宅ローン申請指数2.6%(前回-2.3%)
・米卸売在庫[前月比]-0.4%(予想-0.4%  前回-0.4%)
・EIA原油在庫  原油136.2万バレル減 クッシング188万バレル増

 

▼ニュース、要人発言

植田日銀総裁、為替変動「過去より物価に影響しやすく」
日銀の植田和男総裁は8日の衆院財務金融委員会で、「過去の局面と比べて為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくなっている」との見解を示した、円安が物価上昇につながりやすくなっていることを示唆し、「最近の円安の動きを十分注視している」と強調した(日本経済新聞)
円安にはプラスとマイナス、今は物価高騰への対応重要=鈴木財務相
鈴木俊一財務相は8日の衆院財務金融委員会で、「円安にはプラスとマイナスの両面がある」とする一方、現在は円安が輸入物価に与える影響を懸念しているとの認識を明らかにした、「今は物価高騰への対応が極めて重要」とし、「強い懸念のもと市場の動きをしっかり見て適切な対応を取る」と語った、末松義規委員(立憲)への答弁、鈴木財務相は末松委員から1ドル=160円を超える円安が進行した場合に阻止する考えがあるかを問われると、「守るべきライン(水準)はない」と述べた(ロイター)
フィッチ、米地銀NYCBを格下げ
格付け大手フィッチ・レーティングスは7日、米地銀持ち株会社ニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)と傘下のフラッグスター銀行の格付けを「BBプラス」から「BB」に引き下げた、フィッチは、NYCBの低い収益性やリストラ計画の実行リスクが反映されていると説明、一方で見通しは「ポジティブ」とした、フィッチは3月上旬、NYCBについて一段階の格下げを発表していた(ロイター)
日経平均632円安 ソロス一派「NVIDIA株売却」に過敏反応
8日の東京株式市場で日経平均株価が大幅反落し、終値は前日比632円安の3万8202円だった、7日に米国の著名投資家、スタンリー・ドラッケンミラー氏が半導体大手エヌビディア株の持ち高を減らしたことを明かし、日本の半導体関連株の売りにつながった、生成AI(人工知能)の成長曲線を巡る投資家の疑心暗鬼が続いている(日本経済新聞)
債券先物が下落、物価上振れリスク増大なら金利早め調整と日銀総裁
長期国債先物が夜間取引で下落、日本銀行の植田和男総裁が8日夕に都内で講演し、物価見通しが上振れしたり、上振れするリスクが大きくなった場合には「金利をより早めに調整していくことが適当」と述べたことを受け、追加利上げが意識されて売りが優勢になった(ブルームバーグ)
欧州の中銀、利下げ相次ぐ スイスに続きスウェーデンも
欧州の中央銀行が相次ぎ利下げへとかじを切り始めた、3月にスイス国立銀行が利下げし、スウェーデン中銀も5月8日、政策金利を0.25%下げて3.75%にすると発表した、利下げは8年ぶりだ、欧州中央銀行(ECB)も6月の利下げを視野に入れている、スウェーデン中銀の利下げは、マイナス金利を深掘りした2016年2月以来となる(日本経済新聞)
ECB、年内利下げ可能 政策決定方法は再考すべき=ベルギー中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は8日、ECBは年内に利下げを進めることができるが、インフレ予測の方法やその予測に基づく政策決定方法を再考する必要があると述べた(ロイター)
ECB、急激で大幅な利下げの必要ない=オーストリア中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、ECBが金利を急激に、または大幅に引き下げる理由はないと述べた、同時に、ECBの決定はある程度米連邦準備理事会(FRB)の影響を受けるとの考えも示した(ロイター)
米卸売在庫、3月は0.4%減 第1四半期成長の足かせに
米商務省が8日発表した3月の卸売在庫は0.4%減と、市場予想と一致した、2月の0.2%増から減少し、在庫投資が第1・四半期の経済成長の足かせになる可能性を示唆した、3月の前年同月比は2.3%減だった(ロイター)
政府・日銀、4月29日と5月2日に為替介入と政府関係者-報道
4月末から5月にかけて、政府・日銀が2回にわたって為替介入を行ったとテレビ東京が報じた、政府関係者への取材で分かったという(ブルームバーグ)
米経済の減速必要、インフレ率2%回帰に向け=ボストン連銀総裁
米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は8日、インフレ率を連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に戻すには米経済活動の減速が必要と述べた(ロイター)
中国のTSMC掌握、米経済に「間違いなく壊滅的」=商務長官
レモンド米商務長官は8日、中国が台湾に侵攻し半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)を掌握すれば、米経済にとって「間違いなく壊滅的な」ものになると、米下院公聴会で述べた(ロイター)
米、対イスラエル弾薬供給一時停止 ラファ侵攻計画踏まえ=国防長官
オースティン米国防長官は8日に開かれた上院公聴会で、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの本格侵攻を計画していることを踏まえ、イスラエルに対する一部の弾薬の供給を停止したと明らかにした(ロイター)

プライベートクレジット、金融システムを損ねていない-FRB理事
米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事は8日、ノンバンク投資会社による融資の増加は注視する必要があるが、金融システムに過度なリスクはもたらしていないようだと述べた(ブルームバーグ)
 

東京前営業日比

 

05/08 15:15

05/09 06:00

円換算

ドル円

155.21

155.48

0.07

NY金

2,325.10

2,315.75

-27

NY白金

987.40

984.80

-4

(時間は東京タイム)

 

昨日東京タイムでの日本当局者発言により、市場では円売りが進行。
ドル円は155円台中盤水準、ユーロ円も167円台前半へ上昇しています。
今晩は今週の需要イベントのひとつ、イングランド銀行政策金利の発表が予定されています。

 

▼株式

ダウ:39,056.39ドル(+172.13)

ナス:16,302.76(-29.80)

 

 

ダウは6日続伸も、ハイテク株を中心に調整も見られます。

 

▼債券

米10年債利回り:4.496%(+0.039)
実質金利:2.164%(+0.023)
期待インフレ率:2.332%(+0.018)

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

05/06

2,331.20

2.139

05/07

2,324.20

2.141

05/08

2,322.30

2.164

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:期待インフレ率(%)

 

米当局者によるタカ派発言により、米債利回りは上昇に転じています。

 

▼原油

NY原油6月物は、0.61ドル高の78.99ドルにて終了。

 

 

在庫の減少が確認され、NY原油は反発に転じています。

 

▼金

NY金6月物は、1.90ドル安の2,322.30ドルにて終了。

今朝の国内金は、変わらずの11,581円で終了しています。

 

 

一時2,328.90ドルまで戻したものの、ドル安一服後はマイナス圏に転じて引けました。

 

 

SPDR:830.47トン(変わらず)

 

▼白金

NY白金7月物は、3.80ドル安の984.60ドルにて終了。

今朝の国内白金は、4円高の4,863円で終了しています。

 

 

ドル高が重しとなり、特にパラジウムは23ドル下落して引けています。

 

 

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